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4.05 特別グラウンドルール
観衆が競技場内にあふれ出ている場合、ホームチームの監督は、打球、送球が観衆内に入ったときはもちろん、不測の事態が生じた場合など、あらゆる点を考慮して、広範囲に及ぶグラウンドルールを作って、球審ならびに相手チームの監督に指示して承諾を求める。
相手チームの監督がこれを承諾すれば、そのグラウンドルールは正規のものとなるが、万一承諾しないときは、球審はプレイに関する規則に抵触しない範囲内で、競技場の状態から推測して必要と思われる特別グラウンドルールを作成して、これを実行させる。
文言として入っている以上、前例があったと思われますが...観衆が競技場内にあふれ出ている場合?(笑)
重要な部分としては...
- ホームの監督はあらゆる点を考慮して広範囲に及ぶグラウンドルールを作らなければならない
- 球審、及び相手チームの監督の承諾を得れば、そのグラウンドルールは正規のものとなる
- 相手チームが承諾しない場合は、球審がグラウンドルールを作り、これを実行させる
とのことです。
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なぜ野球だけ(だけ、じゃないかもしれませんが)球場の作り方が統一されていないのでしょうか。
もちろん塁間や投手板の位置、最低限の両翼の距離などは決められていますが、それ以外の規格については統一されていません。
- 本塁から外野フェンスまでの距離
- 外野フェンスの高さ
- ファウルゾーンの広さ
- ドームか屋根なしか
簡単に思いつくだけでも、たくさんあります。
そして全てがプレイに影響しそうなことばかりです。
例えば、ドーム型でなければ風の影響を受けてボールの動きもかわるでしょうし、外野フェンスまでの距離が変わればホームランの本数にも影響してくるでしょう。
これを醍醐味として受け入れられるのが、まさしく野球発祥の地アメリカのスタンスであるのかもしれませんが。。
学童ではよくあること
グラウンドルールに関しては、学童ではかなり日常的にやり取りが行われます。
学童は小学校など野球専用に作られたわけではない施設で試合をすることが多いので、メンバー表交換の際には、必ずグラウンドルールを確認しなければなりません。
- 外野フェンスが手作りネットであること
- グラウンドの寸法によって両翼の距離が歪になること
- ファウルゾーンに樹木などが多いかぶさっていること
特にどのような条件でボールデッドになるかは確認しておかなければなりません。