少年野球は週末が練習日。
そうなると、普段家での練習が大切になってきます。
とはいえ、練習したくても超狭い我が家ではキャッチボールすらままなりません。
そこで、最近よくやっているのが『シャトル打ち』。
「効果があるはず!」と思い込んでやっているのですが、調べてみるとホントに効果的な練習みたいですね。
『シャトル打ち』とは
知ってる人がほとんどかと思いますが、シャトル打ちとは、バトミントンなどで使うシャトル(羽根)を使って行うバッティング練習です。
ボールの代わりにシャトルを投げて、それをバットで打ちます。
バッティング練習としてはメジャーな方法なので、こんな感じに野球のトスバッティング用シャトルも販売されてます。
野球用は、一応バットで打っても大丈夫なように先端がPE製になっていたり、頑丈な作りになっているようです。
もちろん普通のシャトルでもバッティング練習としては、まったく問題ありません。
強烈にミートすると羽部分がもげてきますが。(笑)
調べてみたところ、金額的にはバドミントンの練習球?と上記の野球用はあまり変わらないようです。
1個あたりで百数十円ほどでしょうか。
当然ですが、まとめ買いするほど1個当たりは安くなります。
お持ちでなければ野球用を買ってしまうのもいいかもしれません。
やり方
YOUTUBEでシンプルにシャトル打ちを開設してくれている動画がありました。
うん、わかりやすい。。
一流のプロ野球選手もシャトル打ちをおススメしています。
シャトル打ちのメリット
このシャトル打ち、かなり多くのメリットが存在する練習方法となります。
- ミート力が向上する
- 狭いスペースでも出来る
- 屋内でも出来る
- 比較的安全
- 投げる側もストライクを狙いやすい
技術的な向上が期待できる、というのももちろん大きいですが、屋内や狭いスペースでも効果的な練習ができるのは良いですよね。
我が家でも狭いリビングでシャトル打ちをしてますが、シャトルがどこに飛んでも家具が壊れるようなことはありません。(笑)
そして、奥さんでも子供の練習相手になれるので、非常に取り組みやすい練習方法です。
少年野球だけでなく上のレベルでも効果的
北照の岡崎、豪快3本塁打 バドのシャトル打ち感覚磨く https://t.co/FpruDi6Ltt
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) June 29, 2018
シャトルと竹バットの組み合わせでバッティング練習をしていたんだとか。
一試合で3本塁打9打点って......凄いな。(笑)
21世紀枠の候補校として吉報を待つ #多治見(岐阜)の練習レポート後編。正面数メートルの距離から打ち返す「テニスボール打ち」や変化球対策につながる「シャトル打ち」などの練習の様子を紹介!皆、短い時間で集中して練習に取り組んでいました!https://t.co/XJTrELsdDW pic.twitter.com/bRXY9HXKLw
— タイムリーWEB (@timelyweb) January 24, 2017
こちらでもバッティング練習に取り入れられてます。
練習スペースが狭くてもできるのがメリットですよね。
山田哲人選手が少年野球時代にシャトルでティーバッティングをしていたことで話題になりましたが、なぜこのシャトル打ちがいいのか?この疑問を金沢学院東の金森コーチが教えてくれました。https://t.co/HXoxrnkzOe pic.twitter.com/K10VYkxXOg
— 高校野球ドットコム (@5589com) May 8, 2016
シャトルなら素振りの延長のような感覚で、思い切りのいいフルスイングができるとのこと。
なるほど、という感じです。
効果的な練習方法やその理由
お手軽にできるというのが一つのメリットですが、シャトル打ちは非常に効果的な練習方法だそうです。
先端部分を意識して打つ
先ほどのメリットでも言ったとおり、シャトル打ちはミート力を向上させるといわれています。
羽根ですから、普通に投げただけでも空気の抵抗を受けて軌道が変化します。
まるでどっちに曲がるか、落ちるかわからない変化球。
ミートする瞬間まで離さないようにしないと上手に打てません。
さらにシャトルの羽根部分を打っても、当然気持ちよく飛んでくれませんよね。
先端の固い部分をミートするつもりで集中してバットを振ることで、さらに効果的な練習になります。
シャトルはキレイにミートしないと飛ばない。
シャトルを上手に打つことができるようになれば、ミート力も向上するということです。
我が家ではさらに集中力を高めようと、先端にマジックで小さい色丸を描いて、打つ時に何色の丸だったかを叫びながらミートするという練習をしていました。(笑)
集中しすぎて振り遅れたりしたこともあったので、効果のほどは不明です。。
投げ方を工夫してみる
シャトルはフラフラと変化するのが特徴です。
その変化に対応できれば、ミート力も向上することでしょう。
また、ただ前から投げるのではなく、横から投げてみたり、後ろから(?!)投げてみたりすることで、変化への対応力も鍛えられるんだとか。
今や球界を代表するバッターとなっているヤクルトの山田哲人選手も子供のころは、工夫したシャトル打ちで練習していたそうです。
「変化に対応する練習で横や後ろからトスをしていました。シャトルはきれいに当たらないと飛ばない」
出典:サンスポ『山田哲人の知られざる少年時代』のページ
また、シャトルは投げる側も意外とコントロールしやすいのがいいところ。
苦手なコースに集中して投げるのもいいですね。
シャトル打ちの様子を撮影する
今はスマホで手軽に動画を撮れるので、これを活用しない手はありません!
ウチでも、シャトルバッティングをする時には、必ずと言っていいほど撮影して、その後動画でバッティングフォームを見せてます。
自分のどこが良かったか、悪かったか、練習で教えてもらったことを実践できているか、など子供自身でも確認できるので、動画撮影は超おススメです。
関連記事:バッティングフォームを撮影する!これは効果ありそう!
スピードシャトル
先ほどのバッティングシャトルの中には、スピードシャトルとかファストシャトルと呼ばれるものもあります。
こちらは、さらにバッティング練習向きに設計されたシャトルです。
普通のシャトルは風の抵抗を受けてフラフラと揺れながら飛んできますが、スピードシャトルは直線的な軌道を描きます。
実際のボールの軌道に近づけているわけですね。
さらに蛍光色になっている商品もあるので薄暗い夜間の練習にも対応しています。
ただ、シャトル打ちはユラユラと揺れるシャトルを打つことでミート力を向上したり、インパクトまでボールを見る感覚を養う意味もあります。
なので、個人的にはどちらの方がイイというのは無いような気がしますね。
練習の意図する部分が違うといえるのではないでしょうか。
平日練習にピッタリのシャトル
低価格で機能性抜群の便利野球ギアを販売しているフィールドフォースさんから、平日練習にピッタリのシャトルがリリースされました!
※2022年3月追記
LED付きのスピードシャトルです!
「夜間練習しようぜ!」というコンセプトのもと開発されたもので、動画を見るとわかりますが、すごく良さそうですね。
フィールドフォースさんのスピードシャトルはもともと200万個以上を売り上げている人気商品なので信頼性も抜群。
暗がりの中で光るシャトルを打つために、集中して見る癖もつくようになるそうです。
平日は、仕事から帰ってきたお父さんと夜間練習している野球少年も多いことでしょう。
何かと制限される夜間練習も、LEDスピードシャトルあれば打撃練習の質が向上しそうですね!
投げるのが苦手ならこんなマシンもある
シャトルは投げやすいので苦労することも少ないかとは思いますが、それ専用のマシンも販売されてます。
フィールドフォース スピードシャトルマシン
こちらは比較的安価な野球道具を販売してくれてるフィールドフォースのシャトルバッティングマシン。
先ほどご紹介した、スピードシャトルというやや小さめのシャトルを使用することで、けっこう速いスピードで飛んでくるみたいですね。
ちなみに本ページ執筆時には8000円前後でした。
うーん、高くはないですが悩んじゃう金額ですね。。
と思っていたら、このシャトルマシンを使ってバッティング練習している動画を発見!
いや、メチャクチャ楽しそうなんですけど。(笑)
サクライ貿易 シャトルマシン CT-015
こちらはサクライ貿易から販売されているマシン。
ちょっと本格的な造りになってきましたね。
こちらは定価で30000円くらいでした。
た、高いわ!
このシャトルマシンは、バドミントン用なのかな?
首振り機能がついていると説明があるので多分そうですね。
ただ、オフィシャル動画でバッティング練習している様子もありましたので、問題なく野球にも流用できるみたいです。
このようなマシンのレビューは総じて高いです。
やっぱり一人でも練習できるというのは大きいですね。
何気にお父さんたちもハマってしまっているみたいですが、なんかその気持ちわかります。。
最後に
プロで活躍する選手もよくやっていた。
高校の強豪校でも練習メニューとして採用されている。
そう考えると、ホントに効果がありそうです。
そういう人たちは、いろいろと効果的、効率的な練習方法を知っていますからね。
そして、バッティングが上達するポイントを意識しながら練習するというのが大切です。
素振りだってただ振ってるだけではあまり意味がないと聞きます。
よく見てシャトルの先端部分を叩く!
これを常に意識する、ですね。
スピードシャトルのレビュー
- 価格
- 耐久性
- 練習効率
直線的な軌道が良い
バッティングすることを前提としたシャトルなので、バドミントン用のシャトルよりは使い勝手が良いと思います。
小学生が打っているぶんには、すぐに壊れることはありません。
もう少しお兄さん方が使用したレビューを見ていると、むしろ「すぐ壊れる!」という意見も多いので...どうなんでしょうね。(苦笑)
少なくとも小学生ではすぐに破壊することはありません。
バドミントンのシャトルもどんどん羽がもげてきますし...バットで叩いている以上、どのシャトルを使おうともそれなりの劣化は覚悟した方がいいですね。
消耗品と捉えるとまとめ買いで安くなっているやつを狙いましょう!