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4.03 打順表の交換-メンバー表交換の手順など

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正確な情報は、実物の公認野球規則「4.03 打順表の交換」を見てください!

4.03 打順表の交換

ホームクラブが試合の延期または試合開始の遅延をあらかじめ申し出た場合を除いて、1人ないし、数人の審判員は、試合開始予定時刻の5分前に競技場内に入り、ただちに本塁に進み、両チームの監督に迎えられる。

正式な打順表(メンバー表)交換は、球場の本塁付近で行うんですね。

学童なんかだと、本部席やバックネットの裏で行うことが多いですが...。

しかも、野球規則には5分前までにとありますが、学童では試合開始30分前くらいが多いのではないでしょうか。

5分前では諸々の段取りが間に合わないからですかね。

上記のプロ野球での打順表交換でも、実際にはビジター側打撃練習が終わった後に”予定”メンバー表というかたちで各方面への通達、スコアボードへの表示などが行われるそうです。

交換を行う流れ

(a) まず、ホームチームの監督、または監督が指名した者が、球審に2通の打順表を手渡す。
(b) 次に、ビジティングチームの監督、または監督が指名した者が、球審に2通の打順表を手渡す。
(c) 球審に手渡される打順表には、各プレーヤーの守備位置も記載されなければならない。指名打者を使用する場合は、どの打者が指名打者であるのかを打順表に明記しなければならない。
(d) 球審は、受領した打順表の正本が副本と同一であるかどうかを照合した後、相手チームの監督にそれぞれ打順表の副本を手交する。球審の手元にあるものが正式の打順表となる。球審による打順表の手交は、それぞれの打順表の確定を意味する。したがって、それ以後、監督がプレーヤーを交代させるには規則に基づいて行わなければならない。

  1. ホームチームが球審へ打順表×2枚を渡す
  2. ビジターチームが球審へ打順表×2枚を渡す
  3. 球審が正本、副本に相違がないことを確認し、副本を両チームに渡す
  4. この時点で打順表は確定となり、その後のメンバー変更は規則に基づき制限される

打順表の交換が終わると全責任が審判員へ

(e) ホームチームの打順表が球審に手渡されると同時に、競技場の全責任は、各審判員に託される。そして、その時を期して、球審は天候、競技場の状態などに応じて、試合打ち切りの宣告、試合の一時停止あるいは試合再開などに関する唯一の決定者となる。
球審はプレイを中断した後、少なくとも30分を経過するまでは、打ち切りを命じてはならない。また球審はプレイ再開の可能性があると確信すれば、一時停止の状態を延長してもさしつかえない。

【4.03原注】 球審は、試合開始の〝プレイ〟を宣告する前に、打順表における明らかな誤記を見つけた場合、まず誤記をしたチームの監督またはキャプテンに注意し、それを訂正させることができる。たとえば、監督が不注意にも打順表に8人しか記載しなかったり、同性の2人を区別する頭文字をつけないで記載した場合、球審がこれらの誤記を試合開始前に見つけたら、訂正されなければならない。明らかな不注意や試合開始前に訂正できる誤りのために、試合が始まってからチームが束縛されるべきではない。
球審は、いかなる場合でも、試合を完了するように努力しなければならない。試合完了の確信があれば、球審は、その権限において、30分にわたる〝一時停止〟を何度くり返しても、あくまで試合を続行するように努め、試合の打ち切りを命じるのは、その試合を完了させる可能性がないと思われる場合だけである。
【注】 アマチュア野球では、次の試合に出場するプレーヤーがスタンドで観戦することを許す場合もある。

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