正確な情報は、実物の公認野球規則「1.00 試合の目的」を見てください!
1.00 試合の目的
- 1.01 野球は、囲いのある競技場で、監督が指揮する9人のプレーヤーから成る二つのチームの間で、1人ないし数人の審判員の権限のもとに、本規則に従って行われる競技である。
- 1.02 攻撃側は、まず打者が走者となり、走者となれば進塁して得点することに努める。
- 1.03 守備側は、相手の打者が走者となることを防ぎ、走者となった場合は、その進塁を最小限にとどめるように努める。
- 1.04 打者が走者となり、正規にすべての塁に触れたときは、そのチームに1点が記録される。
- 1.05 各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする。
- 1.06 正式試合が終わったとき、本規則によって記録した得点の多い方が、その試合の勝者となる。
野球は勝つためにやる?(笑)
こちらは公認野球規則の冒頭に記載されている、試合を行うことのそもそもの目的が記載されています。
1.01~1.04には、1チーム9人で行うスポーツであることからはじまり、攻撃と守備、走塁の基本的な概念が書かれています。
そしてちょっと衝撃なのが、1.05にて多く得点して、”勝つ”ことを目的とするとあります。
”勝つ”ことを目的とする。。
勝利至上主義、運動の一環、試合結果よりも人間的な成長、挨拶すること、努力すること、諦めないで取り組むこと...etcと、野球の目的については色んな考えがあります。
が、公認野球規則には”勝つ”ことが目的だと書かれています。
ちょっとビックリしましたが、よくよく考えれば、この項目の主題は”試合”の目的でしたね。
試合をやるからには勝つことが重要。
野球をやる意味は色んな考えがあってしかるべき。
目的は試合で勝つため。
そのために一所懸命に練習して、人間性を高め、精神面を鍛える...それが野球なのかもしれません。
「勝利」と「教育」
と書いていた時に、良い記事を見つけました。
参考:高校野球に求められる「勝利」と「教育」当事者たちが向き合う問い
高校野球の理念の中には「教育の一環」という言葉があることから、有名監督が勝利と教育の関係性について持論を述べられてます。
馬淵史郎監督(明徳義塾)「公認野球規則に書いてあるとおり、試合を行うからには勝つことを目標とする」
西谷浩一監督(大阪桐蔭)「教師としての立場のほうが強い。教師をやっている中に監督がある。」
強豪校として勝利を求められる立場にありながら、単純に勝てばいい...ということではなく、様々な考えのもとに指導、指揮にあたっているのですね。
この記事は必読です!