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4.08 ダブルヘッダー-1日2試合行う場合のルールについて

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正確な情報は、実物の公認野球規則「4.08 ダブルヘッダー」を見てください!

4.08 ダブルヘッダー

公認野球規則4.08について。

ちなみにダブルヘッダーとは同じチーム同士が1日に2試合行うことで、どちらか一方のチームが変わる場合には、”変則ダブルヘッダー”といいます。

一般的には、(相手は変わるとしても)自分のチームが1日に2試合行う場合にも単にダブルヘッダーといったりしますね。

(a) (1) 選手権試合は、1日2試合まで行なうことができる。
サスペンデッドゲームを完了させるために、ダブルヘッダーとともに行なっても、本条項に抵触することにはならない。
(2) もし、同じ日に、一つの入場料で2試合が組まれている場合には、第1試合をその当日における正規の試合としなければならない。

一日3試合は規約上、認められていないんですね。どんなに多くても2試合。

サスペンデッドゲームとは、天災や施設の不具合などの理由で試合の続行が不可能となり、後日、中断する前の時点から再開することです。

ダブルヘッダーの場合の2試合目について

(b) ダブルヘッダーの第2試合は、第1試合の完了後でなければ開始してはならない。
(c) ダブルヘッダーの第2試合は、第1試合の終了30分後に開始する。
ただし、この2試合の間にこれ以上の時間(45分を超えないこと)を必要とするときは、第1試合終了時に、球審はその旨を宣告して相手チームの監督に通告しなければならない。

(b)は当然のような気もしますが...。(笑)

1試合目が終わってないのに、2試合目がはじまることってあるのかな?

ダブルヘッダーの2試合目は、1試合目終了から30分後に開始する、というのは学童でも同じですね。

ただ、両監督の同意が得られれば、30分以内に開始してもよいとのこと。

いずれにしても、球審を通じて両チームの監督(場合によってはリーグ会長も)に確認を取り、了承を得ることが必要のようです。

天候不良などについて

(d) 審判員は、ダブルヘッダーの第2試合をできる限り開始し、そして競技は、グラウンドコンディション、地方時間制限、天候状態などの許す限り、続行しなければならない。
(e) 正式に日程に組まれたダブルヘッダーが、降雨その他の理由で、開始が遅延した場合には、開始時間には関係なく開始されたその試合がダブルヘッダーの第1試合となる。
(f) 日程の変更により、ある試合をダブルヘッダーの一つに組み入れた場合は、その試合は第2試合となり、正式にその日の日程に組まれている試合が、第1試合となる。

先ずをもって試合の開始、及び続行を考えなければなりません。気軽に止めるなってことですね。

(g) ダブルヘッダーの第1試合と第2試合の間、または試合が競技場使用不適のため停止されている場合、競技場をプレイに適するようにするため、球審は球場管理人およびその助手を指図することができる。

さらに補足として、球審が指図したにもかかわらず、球場管理人や助手が従わなかった場合には、ペナルティとして没収試合(フォーフィッテッドゲーム)にすることができるとのこと。

フォーフィッテッドゲームとなった場合には、自動的にビジターチームの勝利となります。

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プロ野球での実例

1日に2試合なんてアマチュアだけでしょう...と思うかもしれませんが、日本のプロ野球でも実際にダブルヘッダーが組まれていたことがあったようです。

1980年代初め頃までは通常の日程組みとしてダブルヘッダーが取り入れられていましたが、1980年中盤になると選手の健康管理を考慮して減少する傾向に。

天候不良などのトラブルが起きた時の対処ていどに止まってましたが、ドーム球場の開設が進むとさらにその機会は減っていきました。

1988年のロッテオリオンズvs近鉄バファローズはもっとも有名な事例として知られており、日程消化の都合でダブルヘッダーとなりましたが、その日はパ・リーグの優勝が決まる試合だったこともあり、驚異的な球場動員数とテレビ中継の高視聴率を残しています。

両リーグとも1998年が最後の事例となり、その後はダブルヘッダーが検討されることはあったとしても、実際に行われてはいません。

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