正確な情報は、実物の公認野球規則「5.01 試合の開始」を見てください!
5.01 試合の開始
(a) ホームチームの各プレーヤーが、それぞれの守備位置につき、ビジティングチームの第1打者が、バッタースボックス内に位置したとき、球審はプレイを宣告し、試合が開始される。
(b) 球審が〝プレイ〟を宣告すればボールインプレイとなり、規定によってボールデッドとなるか、または審判員が〝タイム〟を宣告して試合を停止しない限り、ボールインプレイの状態は続く。
(c) まず、投手は打者に投球する。その投球を打つか打たないかは打者が選択する。
たいていの場合、シートノックが終わり整列して挨拶、ピッチャーの投球練習(はじめて投げるときは7球)が終わってから(1)ですね。
後攻チームのプレイヤーが守備位置について、先行チームの一番バッターがボックスに入ると、球審が「プレイ!」をかけて試合が開始されます。
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記載のとおり、球審がプレイをかけた時点からボールインプレーとなります。
ボールインプレーとは、試合が動いている状態のことで、走者は進塁できるし、守備側の野手は走者をアウトにできます。
要は野球をやっているときはボールインプレーなわけです。
後述するボールデッドという状態にならなければ、基本的にはずーっとボールインプレーとなります。
ボールデッド
ボールインプレーの対義語にあたるボールデッドは、試合が止まっている状態のこと。
走者は進塁できないので当然得点も入りませんし、守備側は走者をアウトにすることもできません。
完全に試合の進行が止まっている状態になります。
で、そのボールデッドになる状況についてですが、こちらは公認野球規則5.09で詳しく書かれています。
頻繁に起こるケースでいうと、打者がファウルボールを打ったときやデッドボールを受けたときです。
一般の人はあまり気にしていないかもしてませんが、実はファウルボールを打つたびに毎回ボールデッドになっていて、再開するときにはその都度球審が「プレイ!」をかけて試合をスタートしています。
また、特殊なのがスタンドイン(柵越え)ホームランなどボールデッド状態なのに進塁が認められるプレイがあること。
スタンドインホームランなど”安全進塁権”が絡むプレイの場合に限り、ボールデッド状態でも進塁が認められます。