ボールが投手の手を離れてからボールデッドとなるまでか、あるいは、ボールが投手の手に戻って投手が次の投球姿勢に移るまでの間に、途中に失策またはミスプレイ(失策と記録されない)がなく、2人または3人のプレーヤーをアウトにした場合、このプレイ中に刺殺または補殺を記録した各野手には、ダブルプレイ、またはトリプルプレイに関与した旨が記録される。
【原注】 ボールが投手の手に戻った後であっても、次の投球姿勢に移るまでに、アピールプレイによって先のアウトに引き続いてアウトが成立した場合も同様、ダブルプレイまたはトリプルプレイが成立したものとみなす。
【注1】 定められた期間内に二つのアウトがあっても、双方のアウトに関連性がないときには、ダブルプレイとはしない。つまり、第1プレイの刺殺者が第2プレイの最初の捕殺者とならない限り、ダブルプレイとはならない。トリプルプレイの場合も同様である。
【注2】 たとえば、走者一塁のとき、打者が一塁にゴロを打ち、打球を捕った一塁手は、遊撃手に送球した。これを受けた遊撃手は、二塁に触れて一塁走者をフォースアウトにし、さらに一塁手に転送して打者も一塁でアウトにした。このダブルプレイにおいて、一塁手と遊撃手とは、それぞれ捕殺と刺殺とを1個ずつ記録しているが、ダブルプレイに関与した数に関しては、各1個を与えられるにすぎない。