素人親父の少年野球メモ。
今回は”キャッチャーマスクのSGマーク義務化”について書いてみたいと思います。
以前より話題になっていますが、捕手用マスクのSGマーク合格品使用が義務化となっています。
チームで使うマスク(捕手用だけでなく、審判用も)はSGマークがついたものでなければ公式試合で使うことはできません。
マスクはSGマーク合格品で!
2022年シーズンから、キャッチャーのマスク、及び審判用のマスクはSGマーク合格品の使用が義務化となりました。
公式試合での使用はできませんので、チームで所有していなければ購入は必須。
しっかりと対応しておきましょう。
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義務化されているので、有無を言わさず購入しなければならないのですが(苦笑)、一応その義務化に至った流れやSGマークについての基本知識を書いておこうと思います。
SGマークとは
Safe Goods(安全の製品)という意味を持つSGマーク。
製品安全協会が定めた基準をクリアしている製品に対し、協会が認証することで、その製品に”安全、安心の品質がある”という信頼性を図る一つの目印となっています。
なぜ野球用マスクに?
今回の野球用マスクのSGマーク義務化についても、安全性が高い高品質な製品を流通させたいという狙いがあります。
野球選手は、デッドボールやファウルチップ、自打球など、ボールに当たってしまう危険性と常に隣り合わせです。
硬式球は当然ながら、軟式球でも顔面に当たれば骨折などの恐れがあります。
そのような事故から選手の身を守るためにも、ヘルメットやプロテクターなどの防具が必要なわけです。
マスクに関しても基準がなかったため、低品質(安全性が低い)の製品が出回っていたような背景もあり、SGマークの義務化という流れになったのです。
義務化の流れ
- 2016年▶SGマーク義務化を決定
- 2017年▶SGマーク合格品マスクの販売開始
- 2017年~2019年▶義務化までの猶予期間
- 2020年▶このシーズンから使用を義務化・・・するつもりでしたが2年延長
- 2022年▶正式に義務化の運用開始
書いてしまえばこれだけなんですが、なかなか壮大なスケールの事でしたね。。
もともと3年もの猶予期間が設けられていましたが、現場の体制整備や各チームの経済的負担も考慮して、さらに2年延長を経て、2022年シーズンから本格的な運用開始となりました。
SGマークと合わせてJSBBマークも必要
マスクのSGマーク義務化は軟式野球連盟において通達がありましたが、2022年の本格運用開始時には、SGマークだけでなくJSBBマークが必要という案内がありました。
SGマークとJSBBマーク両方が付いた製品が、正式な軟式野球用マスクと定義されています。
なので、例えば硬式用のマスクでJSBBマークがついていないものは、軟式野球で使うことはできません。
まとめ
最後にもういちど。
2022年シーズンから軟式野球のキャッチャー(及び審判)マスクは、SGマークとJSBBマークがついたものしか使うことができません。
いくつもキャッチャー防具を持っているチームは、すべてのセットで合格品マスクになっているか、もう一度チェックした方がいいかもしれません。
特に少年野球は父母が毎年入れ替わっていくので、引継ぎがなされていない場合もあります。
なんせ猶予期間が5年もありましたので。(汗)