DeNA筒香嘉智選手の行動が注目されてますね。
ここまでアツい思いをもって野球のために行動している人も珍しいのではないでしょうか。
少年野球団に我が子を入れている、僕たち親も考えさせられます。
筒香選手の活動
先日ネットニュースで流れてきた筒香選手の活動を見て驚きました。
プロ野球選手が野球教室を開催する.....ということ自体は珍しいことではないですが、筒香選手の場合はイベントっぽい意味合いだけでなく、野球少年へのアツすぎる思いを持っていたのです。
野球教室では子供たちに野球の楽しさを教えながらも、自ら他の少年野球団を視察したり、メディアへの発信を積極的に行っています。
指導者の暴言や厳しい指導
少年野球団の視察では、指導者の暴言や細かい指導を目の当たりにし、子供たちの将来に危機感を抱いたそうです。
「子供はできなくて当たり前。なぜそれに腹を立てているのか....。」
報道陣に対してこのように語っていました。
これを聞いて皆さんはどのように思うでしょうか。
個人的には、正直なところ微妙な部分があります。
100%”腹を立てて怒っている”ならば勿論よくないでしょうが、時に厳しく指導するのは必要じゃないでしょうか。
保護者としてグラウンドで子供たちの様子を見ていますが、厳しい指導者が不在のときには、野球を楽しんでいる....というよりも、緊張感なく遊んでしまっている、に近いようにも思います。
先日の試合では負けて悔し泣きしている子がいました。
果たして、厳しい練習を経験していなければ、小学生が心の底から悔しいと思うでしょうか。
にしても、難しい問題であることは確かです。
根っこの部分では、子供たちのことが好きで、純粋に上手になってもらいたいと思っている大人たちばかりなので.....。(ウチの野球団の場合ですが。)
さらに驚きは野球教室後のシンポジウム
筒香選手は野球教室の後に、有識者が集まったシンポジウムにも参加したそうです。
参考記事:Full Count 野球少年の健康守るため…提案された10のルール変更
衝撃だったのは、肘障害をもっている子供の多さ。
海外と比べても日本は肘障害を抱えた子供が多く、さらに日本代表など野球が上手い子ほど平均値を上回っているんだとか。
この数値だけ見ると、たくさん練習して上手くなった代償に肘障害が発生している、とも取れますよね。
小学生で頑張りすぎて長く野球を続けられなければ本末転倒というか、悲しすぎる結果です。
それを受けてこのような改革が、全日本軟式野球連盟から提案されたそうです。
- 投球数規制70球、試合回6回
- 練習時間規制1日3時間(熱中症対策も含め)
- 試合数規制年間100試合以内
- トーナメント制ではなくリーグ制の大会
- 塁間投捕間距離の改正(もっと短く、投手有利な条件へ 15m)
- 盗塁数規制
- カウント1-1からの開始
- お茶当番、応援の緩和
- 監督不要(サイン指示なし)
- パスボールなし
「えっ、ここまで?!」と思うようなことも含まれていますが、もはやこのレベルでテコ入れしなければならない段階まできているのかもしれませんね。
球数制限や練習時間規制、試合数規制については、既にガイドライン作成し2019年2月の全国評議員会で正式決定される見通しになっているということも、年頭に発表されていましたね。
にしても、”監督不要”の項目についてはかなり驚きです。。
最後に
親としても色々と考えさせられますね。
もっとその辺のことについて積極的に考え、そして行動していかなければならないと感じます。
ウチはまだ低学年なので運営に深く携わっているわけではないのですが、他の保護者の方とも話し合っていかなければなりません。
そして今後の筒香選手の活動にも注目していきたいと思います。