木製バット

バット

木製バットを使用するメリットとデメリット【少年野球メモ】

更新日:

素人親父の少年野球メモ。
今回は”少年野球で木製バットを使うメリットとデメリット”についてです。

木製バットを使っている子は、僕が少年野球をやっていた頃から少なかったですが、今なんてほとんど見かけませんね。

というか、今のところ出会ってません。(汗)
最近は様々な高性能バットが販売されていて、飛距離もどんどんアップしてますからね。

そんな中、少年野球で木製バットを使うメリットとデメリットを改めて調べてみたいと思います。

木製バットを使うメリット

SSK(エスエスケイ) 野球 少年軟式木製バット プロモデル SBB5021

それではメリットから見てみましょう。

木製や竹のバットを推奨する指導者の方も一定数いらっしゃる以上、やっぱりいいところもあるんだと思います。

芯でとらえる技術を身につける

コレが一番のメリットではないでしょうか。

金属バットはどこかに当たればある程度強い打球が飛んでいきます。

今流行りのビヨンドマックスなどの複合バットなんかは、ウレタン部分にさえ当たれば強烈な打球になりますよね。

一方、木製バットは、これらのバットに比べてスィートスポット(芯)となる範囲が狭いため上手にとらえなければ強い打球は打てません。

この”芯でとらえる感覚を養う”ことが、木製バット推奨派の一番大きな理由になります。

で、子どもからすれば「バットの芯ってどこなのよ!?」といわれると思います。

わかりやすく、そして正しく教えるにはどうすればいいのか....と思っていたところ、こんな記事を発見。

参考:図解!バットの芯の位置、子供たちが目で見てわかる、手がしびれない位置を記憶させるために

まじわかりやすいです、ありがとうございます。。

2019年にリリースされるビヨンドマックスギガキング02なんかは、全部芯!といっていいくらいの仕様になってますからね。(汗)

出典:ギガキング02のミートエリア

これでは、芯でとらえるという感覚なんて覚えられない、というのもわかるような気がします。(笑)

海外では、あえて低反発の飛ばないバットを使っているそうですし、その影響で低年齢層の国際大会では日本が結果を出せなくなってきているとも聞きます。

日本の未来のためにも、ビヨンドを捨てて、木製バットで鍛錬するのもアリかもしれません。(笑)

重いからトレーニングになる

木製バット=重い、というのは皆さんも知っているのではないでしょうか。
いくつかの少年用バットをピックアップして一覧にしてみました。

メーカー素材長さ(cm)重さ(g)
ミズノ 筒香モデル木製80600
ゼット プロモデル木製78650
SSK 坂本モデル木製80600
ミズノ ビヨンドマックスギガキング複合80600
SSK スカイビート超々ジュラルミン78550

重いといわれている複合バットと同じくらい、種類によってはさらに重くなっているようです。

確かに重いバットを振りこなせるようになれば、筋力も上がり、スイングスピードも増すかもしれません。

練習では木製、試合では金属、といった使い方を推奨している人もいますね。

価格が安い

この後、各メーカーの木製バットをご紹介するのですが、価格的なことを先に言ってしまうと、4,000円~5,000円くらいで、ほとんどの有名メーカーの木製バットが買えます

一方で、ビヨンドマックスの最上位機種は、その10倍くらいの価格になります。(笑)

金属のものでも、10,000円台が多いです。

他のどの種類のバットよりも、木製は圧倒的に安いといえるでしょう。

そうなれば、身体の成長にあわせて、小刻みにバットのサイズを買い替えていくことも可能になりますので、いつも適正サイズのバットを使えます。

はっきりいって、ビヨンドなんて何本も買えませんからね。(汗)

関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習

デメリット

そしてデメリットですが、まずもってコレですね...。

折れる!

金属などと違い、木製バットは折れます。。

軟式球を使う少年野球では、ピッチャーが投げたボールを打とうとして折れるようなことはないでしょうけれど、それでも目に見える劣化は木製の方が早いです。

実際に、ウチの子は普段の練習時には木製バットを使っていましたが、それ持ってバッセン行ったり、サンドボールを打ちまくったりしてたら、見事にヒビが入りました。(汗)

少しでも耐久性を上げたり、飛距離を伸ばしたりするために、木製バットは”ボールを打つ面”が決まっているのを知っていますか?

木製バットをくるくると回して眺めてみると、木目がきれいにまっすぐ並んでいる部分と、曲線になっている部分があると思います。

まっすぐの方を柾目(まさめ)、湾曲している方を板目(いため)といいます。

柾目と板目

柾目の方が耐久性があり、ボールを捉えたときに飛距離が伸びるといわれています。

ブランドのロゴマークなんかは板目の方に記載され、それが暗黙の了解で目印になっており、インパクトするときはロゴマークの右or左の面で打つようにします。(ロゴマークの反対側は、やっぱり板目です。)

木製バットを使う際には、このことにも注意しなければなりません。

今どきのバットに比べると難しい?

それ以外は特に”木製はココが悪い!”みたいなことはなさそうでした。

デメリットというか、メリットの裏返しがデメリットにならなくもない、といったところでしょうか。

例えば、ビヨンドマックスなどの複合バットを推奨している方たちは、とにかくヒットを打ってその気持ちよさ、野球の楽しさを感じてもらった方がいい、という意見が多いです。

芯をとらえる感覚を訓練するよりも、野球を好きになってもらうという部分を重要視しているわけです。

ビヨンドまじで飛びますからね。(笑)

関連記事:飛ぶ!カッコいい!新J号球対応【少年軟式野球用複合バット】を比較してみる!

このような部分はどちらが正解とか間違いなどという問題ではありません。

ただ、低学年のときなど、まだ筋力がついていないころから重いバットを振るのはよくないといわれています。

まずは、(木製だとしても)体に合った軽いバットで”振り切る感覚”を覚えた方がいいでそうです。

各メーカーの木製バットを見てみる

今や複合バットが大旋風を巻き起こしているので、各メーカーとも木製バットのリリースが少ないことは想像に難くないですが......一応見てみましょう。(笑)

あっ、通常よりも重くしてあるトレーニング用のバットは木製が多いので、普通にプレイで使うものと間違えないように注意しましょう。。

で、調べていて思ったのですが、木製バットは何故かプロ野球選手のバットを模したプロモデルが多かったのです。

まずはミズノのプロフェッショナル。こちらは長野モデルだそうです。

あれっ、自分が子供のころに使ってたのもこんなシリーズだったような.....。

ゼットはスペシャルセレクトとプロモデルという名称のようです。

スペシャルセレクトは70cmと72cm、プロモデルは78cmと80cmが用意されていて、一般的な金属バットと比べると、やはり重めですね。

プロモデルは「すぐ折れる」とういうレビューが多かったんですが、なぜでしょうかね。(苦笑)

SSKはプロモデルというシリーズで、いくつかの仕様が確認できました。

オフィシャルサイトではソールドアウトとなっていましたが、中村、平田、菊池、坂本と球界を代表する打者のレプリカモデルみたいです。

うーん、坂本モデル欲しい。(笑)

アシックスはゴールドステージ

なんといっても注目は、メジャーで大活躍の大谷選手モデルでしょう。

オールブラックのデザインもかっこいいですね。

主だったところは、このくらいかな。(汗)

やっぱり金属や複合バットに比べて、ラインナップが圧倒的にすくないです。。

実は僕も木製バット使ってました!

僕が少年野球をやっていたころは、経験者だった父から「5年生までは木製で芯に当てる感覚を身につけろ!」といわれて、木製バットを使って(使わさせられて)ました。。

実際どうだったかというと....正直なところ金属で気持ちよく打ちたかったかな?(笑)

ただ、金属バットに変えたときに「これは打ちやすい!」と思ったのは覚えています。

僕としてはどちらが正しいとかはわかりませんので、子供が興味を持ったら木製でもいいかなと思ってます。

今どき木製使っている子もいないから目立ちますしね!
そのときには、僕が子供のころ使ってた木製バットを受け継がせよう。(笑)

危険な練習やらせてませんか
お子さんの選手生命を守る!”化学的アプローチ”による小学生向けバッティング練習方法!

■Check!
プロスポーツでは当たり前の”科学的根拠”に基いた安全で効果的な上達メソッド。
バッティングの才能をいち早く開花させ、小学生のうちに一生モノの基礎を身に付ける!

>>>動画の続きはこちら

-バット

Copyright© , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.