少年野球のお父さん審判についてのメモです。
今回は”ワンバン投球はストライクか?ボールか”について調べてみました。
少年野球は変化球は禁止になっていますので、投球の組み立てとしては緩急がメインになります。
となればスローボールも多投することになるのですが、そこでふと思いました。
山なりスローボールがワンバンしてキャッチャーのミットに収まった場合は、ストライク?それともボール?
まずは規則をチェックしてみる
そもそもストライクやボールはルール上どのように定義されているのでしょうか。
野球のルールってけっこう細かく書いてありますからね。(汗)
ストライクについて
打者が打たなかった投球のうち、ボールの一部分がストライクゾーンのどの部分でもインフライトの状態で通過したもの
出典:野球規則2.72
インフライトとは”地面に触れていない状態”のことです。
それをふまえて読み取ってみると、ノーバンでストライクゾーンを通過していれば、その後ワンバンしようがストライクということになりますね。
ボールについて
ストライクゾーンを通過しなかった投球、または地面に触れた投球で、いずれも打者が打たなかったもの
出典:野球規則2.04
打者がスイングしていないことを前提として、ストライクゾーンを通過していない(←当然)場合はボール。
気になるのがホームベースの前とか後とかいう注釈はなく”または地面に触れた投球”という部分ですが.....。
これはホームベースの前でワンバンしてからストライクゾーンを通過してもボールだよ!ってことですよね。
インフライト状態の球がストライクゾーンを通過している時点でストライク確定なので。
ということで、ワンバンしてからストライクゾーンを通ってもボールなわけですが、ちなみにこのボールをバッターが打つのは自由です。
有名どころで、オリックス時代のイチローがワンバンのボールを打ってライト前ヒットにした事がありましたよね。
もちろん普通の人はできませんが。(笑)
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習結論としてはストライク
インフライト状態でストライクゾーンを通過していれば、キャッチャーの前でワンバンしてもルール上はストライクということでした。
しかし、実際の運用上では必ずしもストライク判定にしない場合もあるそうです。
少年野球では低学年の試合などはストライクゾーンを緩和したりすることも多々ありますからね。
ルールで決められているのですから、そのまま判定した方がいいような気もしますが......どうなんでしょうか。。
この辺ハッキリしておかないと、お父さん審判をやる僕らにとっては抗議されたときに慌てちゃいそうです。(笑)
>> 球審(主審)の構え方、ボールの見方とストライクゾーンの判定
ボールで統一する
ただ、ストライクゾーンを通過した投球がキャッチャーの手前でワンバウンドすることは、軌道としてもほぼあり得ないのではないでしょうか。
強烈に落ちる変化球があるわけじゃないので。(というか、少年野球は変化球禁止。)
そこの際どいところを見極めて、ストライクにしたりボールにしたりすると、混乱を招くことにもなりかねません。
ワンバウンドをストライクにしたら抗議があるかもしれませんが、ボールにして抗議されることはまず無いと思います。
それならば、ボールで統一した方がわかりやすいです。
ということで、自分は基本的にはワンバンしたらボールをとっています。。