素人親父の少年野球メモです。
今回は”完全捕球と落球の違い”について書いてみたいと思います。
先日、審判をやったときに微妙なプレイがあったので備忘録的にメモしておきます。
あれはアウトだったのか?セーフだったのか?
タッチプレイのときに野手が捕球したように見えたのでアウトの判定を言いかけたら、ワンテンポ遅れてボールが落球したので慌ててセーフをコール。
”アウト判定は落ち着いてゆっくりと”と教えられていたので、自分の中では一呼吸おいてからアウトをコールしたつもりだったのですが、その直後にグローブからボールが落ちました。
「ヤバッ、落球した!」と内心焦ってしまったので、思わずセーフに訂正してしまいましたが、後々考えるとタッチプレイの動作自体は完了していたようにも思います。
それならアウトでよかったんですよね。。
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野手がボールを手にした後、ボールを確実につかみ、かつ、意識してボールを手放したことが明らかであれば、これを落とした場合でも捕球と判定される。
出典:野球規則2.15
解釈が難しいといえば難しいですが、捕球の一連の動作が完了していれば、その後ボールを落としても捕球とみなされる(捕球は終わっている)ということですよね。
要は、落球したタイミングがまだ捕球動作の途中なのか、それとも次のプレイを始めているか、で判断するわけです。
明確な定義がない以上、最終的には審判の判断に委ねられる部分がありそうですね。
先ほどの僕の経験談でいうと、落球したからといって当然のようにセーフをコールしたのは間違っていたみたい。(汗)
捕球動作の途中だからセーフ、捕球は終わっていて次の動作が始まってるからアウト、といった感じで明確な理由を持たなければならなかったようです。
事例を動画で見てみる
それでは実際のプレイを見てみましょう。
こちらはショート後方へのフライを捕球した後の落球。
スローで見ると、投げようとしてボールを持ち替えたときに落球しているように見えます。
それだったら捕球は終わっているということなのでキャッチ(アウト)ですよね。
しかし、判定は完全捕球は認められずにエラー。
うーん、微妙。(笑)
こちらも送球に移ろうとしてボールを持ち帰る際に落球したパターン。
こちらも捕球後の動作で落球してるのでキャッチ(アウト)のような気がしますが、やはりノーキャッチ判定。
しかも、結果的にはレフトゴロゲッツーになるという、なぜか落球した側に有利な展開へ。(笑)
そしてこちらも同じような状況ですが、守備側が勝手に(?)完全捕球だと解釈してベンチへ引き上げてしまった結果、走者一掃して3点が入ってしまうという事態に。
この展開はなんとも言えませんね。(汗)
もちろん選手たちがベンチへ引き上げてしまったのはよくないかもしれませんが、審判的にいうと判定をしっかりと選手たちに伝えなければならなかったように思います。
勉強になります。。