少年野球にも本格的に球数制限が導入され、多くの子がピッチャーをやるように(やるはめに?)なりました。
例にもれずウチの子もピッチャーをやることも増えてきたのですが、監督から「そろそろスパイクにカバーをつけたらどうだ?」と言われ...
ピッチャーをやっている子がスパイクのつま先につけているアレか。
どうやらPカバーというらしい。
Pカバーとは
こんなやつです。
買ってもらった!
NEW!!!!
Pカバーもつけてもらった!
これでこれから頑張ります!
ってか、明日春季大会〜 pic.twitter.com/XvREt9Ooli— ばいばい (@6p4ax0FT2NQAoCV) May 3, 2018
スパイクのつま先にパコっとはめられているカバーのこと。
Pはピッチャーの頭文字で、その名のとおり投手が履くスパイクにつけられます。
ピッチャーの軸足側のつま先(右投手なら右足、左投手なら左足)は、投球の際に地面を擦るような動作になるので、スパイクのつま先部分だけ極端に劣化が進んでしまうんですね。
サイズアウトもしてない、他の部分は綺麗なまま、でも利き足のつま先だけ穴が開いてしまったりするわけです。
それを防ぐため、つま先をカバーするアイテムがPカバーになります。
投げる動作においてはどこのポジションでも同様なので、もちろん野手でもつける場合があります。
どうかしたら、ゴルフシューズにつけている人もいるみたいですよ。
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前途のとおり、スパイクのつま先を守るためのものですから、プレー自体にはあまり関係ありません。
なので、穴空いてもガンガン買い替えるからいいよ!という場合には、必要ないと思われます。
そんなん言ってもスパイクの表面だって硬いんだから、そんなすぐには穴空かないでしょ!?とも感じるかもしれませんね。
ただ実際には...思っているよりもすぐ劣化します。(笑)
あっという間に穴が開きます。。
個人的には、必要!と言い切ってしまってもいいくらいのスピード感なので、特に理由がないのなら装着することをおすすめします。
今は球数制限が導入されて多くの選手がピッチャーをやることになるので、首脳陣にも相談してその可能性があるなら早めにPカバーをつけておきましょう。
>> 少年野球でピッチャー用グローブは必要?色規定や他の種類との違いは?
Pカバーの種類
それではPカバーの種類を見てみましょう。
革(P革)
Pカバーは”P革”と呼ばれることもわかるとおり、革製が主流です。
革をベースにしていますが、ウレタン(樹脂で)で補強しているものがほとんどになります。
人工皮革
こちらは人工皮革。いうてみればビニールですね。
当然ながら革のカバーよりも安価です。
塗りP(コーティングレジン)
こちらは”塗りP”と呼ばれる、スパイクに直接樹脂を塗りつけて補強するタイプです。
塗りPに対して、先ほど紹介したカバーは鋲で打ち付けて装着するので”打ちP”と呼ばれたりします。
塗るタイプは、手軽に補強加工できるのが魅力ですね。
カバーを取り付けるよりも動きやすい、というメリットもあります。
Pキャップ
シリコンゴム製のカバーで、着脱可能なのがポイント。
打ちPでも塗りPでも、一度加工してしまうと元には戻せないのですが、こちらは大丈夫。
シューズなら基本的に何でも取り付けることができるので、非常に便利。
練習のときに履くアップシューズや、普段のスニーカーにもつけることができるので、ひとつ持っておくと便利だと思います。
取り付け方法
基本的なPカバーの取り付け方はというと、鋲で打ち付けていくという非常に原始的な方法になります。(笑)
甲の部分を縫い付けて砂などが入り込まないようにする工夫がされる場合もあります。
こちらの動画を見るとわかるのですが、ハンマーで普通に打ち込んでいってます。
そのため、器用で慣れている場合は、自分で取り付けてしまう人もいるようですね。
最後に
繰り返しになりますが、Pカバーは取り付けた方が明らかにスパイクが長持ちします。
絶対に...というわけではありませんが、ピッチャーやるなら必要であると思って間違いないでしょう。
プロ用のスパイクなんかだと、素材ものが強化されているものが主流みたいですね。
確かに、あるかないかでいったら、無い方がプレイに支障がなさそうですからね。
ただ...ピッチャーやったことない自分からすると、Pカバーはとてもカッコよく見えるのでつけてみたいという憧れがあります。。