素人親父の少年野球メモ。
今回は”他チームへの移籍”について書いてみたいと思います。
様々な理由で所属している少年野球チームを退団して、別のチームに移籍したい(せざるを得ない)ことがあるかと思います。
そんなチーム移籍に関することを書いてみたいと思います。
結論からいうと...移籍は可能
です。
ただ、地域によって移籍の際のルールは変わってきます。
- 移籍は可能だが、両チームの監督・代表者の承認が必要
- 移籍は可能だが、一定期間、公式試合には出られない
...etc
実際的には、「このチーム辞めて、あっちのチーム行きます!」と気軽にできるものではないのです。
以前は引き抜きが横行していた?
もちろん、嫌がらせのような意味で簡単に辞められなくなっているわけではありません。
今は全くといっていいほど無いですが、ひと昔前は少年野球チーム間でも”引き抜き行為”が当たり前のようにあったと伝え聞いています。
そのようなことが起きれば、当然ながら地区内のパワーバランスが崩壊してしまいますし、モラル的にもよくありません。
そのため、移籍にあたっては、両チームでの合意が必要になるケースが多いのです。
父母×首脳陣の問題
引き抜きのような行為は最近は聞きませんが、移籍に関する原因としては父母と首脳陣の対立がもっとも多いように思います。
デリケートな話題なのでテキトーなことを書くわけにはいかないのですが、自分の聞いたことのある範囲でいうと、父母が首脳陣(もしくはチーム)の指導方針や選手起用について不満を言う...その結果こじれにこじれて退団になるといったケースです。
どちらに問題があるかはその時の状況によるとは思いますが、その影響はチーム全体に及び、ほとんどの場合、不満を言っている家庭か指導者のどちらかが退団するまで揉めてしまう可能性が高いです。
市区町村を跨げばOK?
少年野球は、基本的に市区町村に設置されている連盟(各都道府県連盟の下部組織)ごとに活動しています。
このような移籍に関するルールも、その連盟ごとに決めていることが多いです。
ということは...単純にA市のチームを退団し、B市のチームに移籍する分には、それぞれの連盟ルールが適用されない場合があります。
違う連盟に所属しているチームなので、当然といえば当然ですが。
ただ、このようなやり方ですと後々までしこりが残りますし、抜け道を使うようなやり方は、あまりお勧めできません...。
各市町村の連盟も、都道府県の連盟の下にあるわけですから、そちらでルールが定められている場合もあります。
市町村連盟内のチームでトラブルがあってもその中で処理できますが、市を跨いだ別連盟で揉めるとなかなかの大事に発展してしまうこともあるそうです。
規制は緩和されている方向にある
少年野球人口が減っていて、どのチームも”まずチームを存続すること”が命題となっています。
以前のようにスポーツ=野球!という状況ではないので、ライバルとはいえ他チームとも連携をとり、少年野球界を盛り上げていく雰囲気になっています。
そのため、そもそも自チーム強化のために裏で動いて引き抜きする...なんて発想自体がありません。
みんな真摯に少年野球と向き合ってます!
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チームを移籍したいときの理由としてはいくつか考えられます。
- もっと強いチームに移籍して試合で勝ちたい
- 人数も多くて強いチームだからスタメンに選ばれないため移籍して試合に出たい
- チームの方針や指導方法が合わないから移籍したい
1.の場合は、ちょっと自分勝手ですかね?
勝てないのはそのチームの環境が悪いことが理由なのであれば仕方ないかもしれませんが、ほとんどの場合は、人数が少なくチーム編成に苦慮しているパターンです。
で、その人数が少ない理由も地域性...そもそもの児童数が少ないということが多いです。
そんななか、勝てないからといって他チームに移籍するのは...両チームの監督の合意が得られなければ難しいのは言わずもがな、です。
2.は円満に移籍できることが多いのでは。
自チームの監督さんも「この子はうちのチームではスタメンにしてあげられないが、他のチームなら主力で活躍できるのに...」と思っているかもしれません。
このように他チームと連携を取りながら、子供の環境がより良くなるために移籍できるのであれば、これほど素晴らしいことはありませんね。
3.は仕方ないですね。
体験入団だけではそのチームのすべてを知ることは難しいので、”入ってみたら何か違う”ということもあるかもしれません。
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ただ、それを上手に自チームへ伝えるのは難しいかも...。
丁寧に伝えたにもかかわらず理不尽な応対であれば、所属連盟に相談するなども検討した方がよいでしょう。
最後に
自分本位な考えであれば違うと思いますが、建設的な意味での移籍でしたら検討してもOKでしょう。
移籍に関するルールは地域によって違うはずなので、しっかりと事前確認。
あくまでルールに沿ったなかで、動いていきましょう。
ただ、このページを書きながら、自分も反省したことがあります。
やはり、そのような部分まで含めて入団時に説明すべきですよね。
入団した時に退団するときのことも理解してもらうのは必要なことだと感じました。
もちろん既にちゃんとやっているチームもあるでしょうけれど...我がチームもちゃんとやります!