先日子供の少年野球に参加していた時のこと。
先輩お父さんコーチたちが、タッチプレイのアウトのタイミングで「×××!」と謎の言葉を発していました。
いやいや「アウト!」じゃないの?(驚)と思っていましたが、皆が皆そのように言っているので、何やらちゃんとした決まりがあるらしい.....。
ということで調べてみたらこのような結果が。
そうなのね。
アウトではなく「He's out(ヒズアウト)!」
なんですって。
ルールを国際標準に合わせていく取り組みの一環だそうで、もうすでに2012年頃からこのように始動されているんだとか。
いち早くプロ野球や高校野球では取り入れられ、その後少年野球の審判講習でも”アウトじゃなくてヒズアウトって言おうね”と指導されているようです。
知らなかった。。
講習も受けずに審判をお手伝いした時には普通に「アウト!」って言ってました。(汗)
こちらの動画は大手野球用品メーカーSSKとNPBと共同して作成したものですが、出演されているNPB審判技術委員の方も、He's out(ヒズアウト)が審判学校で教えている基本的なアウトの発音と仰っています。(アウトのメカニクスについては1分24秒あたりから。)
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そのように調べていくと、どうやら単純に「アウト!」とコールすることは今は無いようですね。
「On the tag,He's out(オンザタッグヒズアウト)」
フォースプレイのヒズアウトと差別する意味で、タッチプレイの時には「オンザタッグヒズアウト!」とコールするのが正しいようです。
ただ、僕の周りでもここまで徹底している方はいませんが。(汗)
とゆーか、長いわ!(笑)
「キャッチ!」
フライやライナーを野手が捕球した時には、「キャッチ!」とコールするようです。
アウトをコールするのにも色んな言葉があるんですね。
まぁジェスチャーはどのコール時でも同じ右手拳を振り上げる動作なので、他の人は「あぁ、アウトだな。」とわかるとは思いますが。
実際なんてコールしたかは、皆さん早口で言うので聞き取れないですからね。(笑)
アウト以外のコールやジェスチャーについては、こちらのページにまとめてみました。
参考まで。
関連記事:少年野球の球審(主審)ジャッジ時のジェスチャーとコール
昔は違うコールだった?
ヒズアウトが少年野球にまで採用されたのは、わりと最近のできごとみたいです。
その後、先輩お父さんに聞いてみたら「5年前くらいかな?」といってました。(ということは2012年くらいか?)
理由は国際基準に統一するためなんですって。
そういえば、S(ストライク)B(ボール)O(アウト)がメジャーみたいにBSOの順番になったときも衝撃でしたよね。
最初のうちは凄く気持ち悪かった。。
また、ヒズアウト以前にはユーアーアウト(you are out)なんて時代もあったんだとか。
ユーアーだと”審判がアウトにした”みたいなニュアンスになるからダメだと。
あくまで”審判はアウトを見た”だけだから違うだろと。
うーん、細かい。(笑)
完璧にやらなくても大丈夫
これまでのコールはあくまで教科書通りの内容ということで、実際は完璧にやらなくても怒られることはありません。多分。
ちなみに僕も初めて塁審をやったとき「アウト!」と連呼していましたが、怒られませんでした。
(その時は、誰も正しいコールを教えてもくれませんでしたが。汗)
特に少年野球だと素人同然のお父さんたちが審判を担当することも多いです。
そんな中、あまりにもガチガチに決め事をしてしまうと、円滑に試合が進まないですものね。
それよりも、率先して審判を受けてくれる方がよっぽど良いことですから。
......といいながら、審判講習ではけっこうきっちり指導されますが。(汗)
確かに子供が一生懸命プレイしてるのに、お父さん達がテキトーにやるわけにはいかないですからね。。
関連記事:子どもの前でカッコよくジャッジするための審判マニュアルまとめ
気負わず積極的にチャレンジしながらも、最低限の予習はしておきたいものです。
次は僕も「ヒズァッ!!」とカッコよくコールしよう。(笑)