素人親父が少年野球で審判をやるためのメモ。
今回は球審のジェスチャーやコールについてリサーチしました。
お父さんたちがまずチャンレンジする塁審でも同じジェスチャーやコールになりますので、「まだ球審なんてやらないよ!」って方も参考にしてみてください。
球審はプレイごとにジェスチャーとコールでジャッジしながら試合をリードしていかなければなりません。
ここら辺を、堂々と、スムーズにやっているお父さん審判を見ると「すごいなぁ.....」と思ってしまいますよね。。
ジェスチャー&コールまとめ
球審が行う主なジェスチャーとコールをまとめてみました。
ストライク
かがんでいる状態から立ち上がるように腰を伸ばしてジャッジするのもポイント。
投球のストライクorボールのジャッジは1試合の中でもっとも多くコールするものではないでしょうか。
『ストライク』→『ストライクツー』→『ストライクスリー』とカウントを増やしていきます。
『ストライク!バッターアウト!』のようなコールはしないんですね。
なんか聞いたことがある気がしますが。。
また、見逃しの場合はストライクをコールしますが、空振りのときはジェスチャーだけでコールはしないそうです。
関連記事:球審(主審)の構え方、ボールの見方とストライクゾーンの判定
ボール
ストライクと違い、構えた体勢から動くことなくコールします。
その分、大きな声でジャッジしなければなりません。
こちらも『ボール』→『ボールツー』・・・とカウントしていき、『ボールフォア』でフォアボールを示します。
またフォアボールの場合には、コールの後に進塁を促すようなジェスチャーで一塁方向に手を向けます。
セーフorアウト
基本的にセーフは素早く、アウトは一呼吸おいてからコールします。
アウトは正確には「ヒズアウト(He's out)」とコールします。
「アウト!」ではないんですね。。
関連記事:「ヒズアウト!」の意味って?審判や塁審はこのようにコールするのが正しいらしい
タイミングがアウトだからといって慌ててコールしてはいけません。
特に少年野球では捕球をミスして落球することも十分考えられますからね。
また、本塁上のセーフorアウトのジャッジは得点に絡む重要なジャッジになります。
前途のとおり、少年野球ではパスボール等のミスも多いので、スコアリングポジションにランナーがいる場合には、常に心構えが必要。
フォースプレイかタッチプレイかも意識しておき、状況によっての行動をイメージしておかなければなりません。
関連記事:子どもの前でカッコよくジャッジするための審判マニュアルまとめ
ファウル(タイム)
マスクを外してからジェスチャーするので、その取扱いにも慣れておかなければなりません。
選手たちへ正確に伝わるよう、大きな声でコール。
ファウルは深く掘り下げると、いろんなルールがあります。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
ファウルとタイムは同じジェスチャーですが、球審をやっているとタイムをかけるシーンはかなり多いです。
- ボールデッドラインを超えた
- 選手やベンチからタイムを要求された
- ホームベースに土が被って見えにくくなった
- 選手の靴紐がほどけた
などなど、試合中にタイムをかけるシーンは多々あります。
フェア
打球の行方を追いながら状況を確認し、一塁線でしたら左手で、三塁線でしたら右手でフェアゾーンを指差します。
コールはないので、素早くわかりやすいジェスチャーでジャッジすることが必要になります。
プレイ
プレイボール時はもちろん、ボールデッドとなり試合が中断するごとに、試合を再開するときにはプレイをかけます。
また、ピッチャーに現在のカウントを知らせる場合には、左手でボールカウントを、右手でストライクカウントを示し『〇ボール、○ストライク・・・プレイ!』と、試合再開します。
キャッチ
ベースより内側、つまり内野手の捕球判定も球審の仕事。
例えば、内野フライを捕球しアウトにした場合には、『キャッチ!』とコールします。
ファウルゾーンでのプレイも同様です。
ボーク
ボークは難しいジャッジのひとつですね。
特に少年野球では投球に慣れていない子も多いので、注意しておかなければなりません。
また、ボークはボールデッドにはならないので、もしも攻撃側に有利な状況でゲームが進行したら、ボークのペナルティは流して試合は続行されます。
ボークがあった場合には、走者がいる場合はそれぞれ一つ進塁、いない場合にはボールカウントが一つ増えます。
デッドボール
正式には『ヒット・バイ・ピッチ!』というそうです。
僕は思わず『デッドボール!』とコールしてしまいますが。(汗)
明らかなデッドボールの場合には、そのまま一塁への進塁を促します。
体に当たったか微妙な場合にはタイムをかけた状態で確認し、体ならデッドボール、バットならファウルをコール。
もしもボールが前に飛んでしまったら、その場ではタイムをかけずに審判の判断で即ジャッジします。
インフィールドフライ
ノーアウト、もしくはワンアウトの状態で、ランナー1、2塁もしくは満塁の場合にはインフィールドフライが適用されて、通常だったら捕球できるであろう内野フライはキャッチorノーキャッチに関わらずアウトとなります。
まずは今がインフィールドフライが適用される状況だという事を、審判全員で確認し合います。
そして実際にインフィールドフライが上がったらこちら。
もしも、フェアかファウルか微妙な場合には、『インフィールドフライ・イフ・フェア!』とコールし、フェアゾーンに落ちたらアウト、ファールゾーンでしたらファウルとします。
インフィールドフライはコールされるとバッターはその時点でアウトになります。
しかし、ボールインプレーのまま流れは続行しますので、他の走者の動きには注意しておかなければなりません。
その他の難しいジャッジについてはこちらを参考にしてください。
インターフェア
こちらも難しいジャッジになりますね。
いわゆる妨害系のルールとなります。
主なものとしては走者が起こす守備妨害でしょうか。
基本的な考えとして、捕球しようとしている(またはその機会がある)場合には、守備側のプレイが優先されます。
この辺りはシチュエーションによって取り扱いにが複雑なので、しっかり覚えておきたいですね。
関連記事:インターフェア(打撃・守備妨害)とオブストラクション(走塁妨害)
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セーフ、アウト判定の時に何らかの理由がある場合には、さらに付け加えるかたちでその状況を伝えます。
コール | ジェスチャー | |
---|---|---|
タッチプレイ(タッグプレイ)でのアウト | オンザタッグヒズアウト | タッグした個所を指さす |
野手のタッグをかわした場合 | セーフノータッグ | セーフと同じ |
捕球時に野手の足がベースから離れた場合 | セーフオフザバック | 野手の足が離れた方向に踏み出して両腕を振る |
捕球時に野手がボールをお手玉した場合 | セーフジャッグルザボール | 両腕の肘から先を交互に上下する |
落球した場合 | セーフドロップザボール | 落球した地点を指さす |
走者がラインアウトした場合 | ラインアウトヒズアウト | ラインアウトした地点を指さす |
ハーフスイングで振っていた場合 | スイング | アウトと同じ |
ハーフスイングで振っていない場合 | ノースイング | セーフと同じ |
少年野球のお父さん審判では、なかなかここまでは徹底することは難しいですが、しっかりできると非常にわかりやすいですしカッコいいです。
特に少年野球では内野の捕球技術と送球技術があまり高くないことも多いですから、落球やベースから足を離すことがよくあります。
ベンチからは微妙なプレイが見えないので、しっかりとジャッジしたいものです。
「えっ、なんで今のアウトじゃん!?」とか言われたくないですからね。(笑)
「セーフ!オフザバック!」
最後に
球審はまさに試合進行の要ですね。
常に様々なジャッジをしながら、試合を円滑に進めていかなければなりません。
先日はじめて球審の練習をしてみましたが、これが思ってたよりもずっと難しい。(苦笑)
こちらが悩んでいる間にも、試合はどんどん進行してしまいますから。。
関連記事:子どもの前でカッコよくジャッジするための審判マニュアルまとめ
細かいルールもよくわかりません。
瞬間的に「あれっ?」と思うことが多々あります。
ちゃんと勉強しなきゃダメですね。(汗)
僕もしっかりと覚えて、自然と体が動くようにしておかなければ!