子供が少年野球をやりはじめて早半年。
入団のタイミングがちょうど12月だったので、運よくクリスマスにおじいちゃんからマイバットをプレゼントしてもらってたんですが、もう次のバットが気になってるようです。(笑)
それもそのはず、高学年の子たちは何やらカッコいいバットを使っているんですよね。
そこで知ったバットがビヨンドマックスとカタリスト。
うーん、自分が少年野球やってる頃はこんなバット無かった気がするんだけどな...。
とにかく打球が飛ぶバット
僕なんて小学校5年生まで木製バットを使ってたんですが、今は最新技術を駆使した飛ぶバットが人気みたい。
僕も実際に使ってる子供たちを見ましたが、まさにドーピングバットと言えちゃうくらいマジで飛びますね。(笑)
その人気もあってか、各メーカーからいろんな”飛ぶバット”がリリースされてますが、僕の周りではビヨンドマックスとカタリストが多いです。
ちなみに各メーカーからリリースされている飛ぶバットはこちら。
- ミズノ:ビヨンドマックス
- ルイスビルスラッガー:カタリスト、ニュートロン
- ウィルソン:ディマリニ・フェニックス
- SSK:ハンターマックス
- ゼット:ブラックキャノン
- アシックス:バーストインパクト
いやー凄いっすね。
どこのメーカーもこぞってリリースしています。
ちなみに有名なビヨンドがなぜ打球が飛ぶようになるのかというと、インパクト時にボールが変形しない工夫がされているから。
さらに、ボールが変形しないとなぜ打球が飛ぶようになるかというと、変形したボールが球体に戻るまでの時間が短くなることで打球の初速が高くなるという仕組みだそうです。
一方カタリストはバットのしなりを抑えた構造とカーボン素材によるトランポリン効果でボールを飛ばすそうです。
この辺の詳しいことは後述します。
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習ビヨンドマックスとカタリストの違いを比較しよう
それでは本題。
僕の周りでも使ってる子が多いビヨンドマックスとカタリストを比較してみましょう。
ビヨンドマックス
飛ぶバットの代名詞ともいえるビヨンドマックスは、前途のとおり日本の老舗スポーツメーカーであるミズノからリリースされています。
そして本ページ執筆時での最新モデルは、ビヨンドマックスギガキングです。
もうなんか怪獣みたいな名前ですな。(笑)
ビヨンドマックスの特徴はなんといっても打面部分のポリウレタン。
要はゴム素材になってるんですね。
これまでは打面が硬い方が打球が飛ぶとされていた概念を覆し、柔らかい方が飛距離が伸びるという新常識を打ち出しました。
ボールじゃなくてバットの方を凹ませるなんて、よく考え付いたもんだ。。
素人的には上のイラストを見ても、一般的なバットの方が飛びそうな気がします。(笑)
でも、これマジで凄いです。
ホントに力強い打球が飛ぶので驚きますよね。
ただ個人的には打った瞬間の「ボフッ!」といった独特の音が好きじゃない。(笑)
やっぱり金属の「カーン!」って音の方が気持ちいですよね。
まぁ、飛距離とはまったく関係ないですが。。
カタリスト
続いてアメリカの老舗ベースボールメーカー、ルイビルスラッガーのカタリスト。
現時点での最新モデルは、カタリスト2tiです。
カタリストはカーボン製なんですが、ミート部分にチタンが巻かれ、しなりを抑えています。
このしなりを抑えることで、バットの反発力を極限まで高めているんですね。
同じ飛ばすバットでも、ビヨンドとは全く発想が違うのがオモシロい。。
さらに打てば打つほどカーボンが変化してトランポリン効果を生み、飛距離が伸びていくそうです。
どうやら、カーボンが揉みほぐされていくとカーボンバット本来の性能が引き出されるみたいです。
なるほど....というか、そうなんだーと感心してしまいます。。
そしてカタリストは打感も金属に近く、使いやすそうなのもメリットですね。
ちなみにルイビルスラッガーには、カタリストとビヨンドの”いいとこ取り”のような、ニュートロンというバットもあります。
こちらは、カーボンとラバーシートを使用した複合バットで、やはり”飛ぶ!”と評判です。
カタリストの上位機種...というわけではないんでしょうけれど、若干お値段高め。
カタリストとビヨンドで迷っているなら、こちらも候補に挙がってくると思われます。
関連記事:スラッガーの高性能バット【ニュートロン】カタリストとの違いや少年用のスペックは?
比較してみる!
構造としての違いは明らかですが、その他のスペックはどうなんでしょうか。
比較してみましょう!
※ちなみにスペックはジュニア用です。
長さ | 重さ | 径 | 素材 | 実売価格 | |
ビヨンドマックスギガキング | 78cm~80cm | 590g~600g | 69cm | カーボン+グラス+フラルゴPUフォームカーボン | 3万円台後半 |
カタリスト2Ti | 76cm~80cm | 540g~600g | 67cm | 100%パフォーマンスコンポジット | 3万円台前半 |
そもそも構造も使い勝手も違うので一概に比較するものじゃない気もしますが.....。
価格としてはビヨンドの方が若干高いようですね。
見た目的には、カタリストの方がカッコいい気がします。
バッティングとは全然関係ないですが。(汗)
結局どっちが良いんだ?
ミート部分にウレタンを巻きボールの変形を抑えることでパワーロスを少なくするビヨンド。
インパクト時のしなりを抑えることでパワーロスを少なくするカタリスト。
構造は違えど、”よく飛ぶ”という点において、どちらも高評価を得ています。
そうなると、少年野球で使うことを前提に考えて、結局どちらを選んだ方が良いのでしょうか。
ネット上で交わされている意見を取りまとめてみたのがこちらです。
- 少年野球くらいの球速では、そもそもバットのしなりが生まれにくいのでカタリストの本領が発揮できない
- カタリストの性能を十分に引き出すためには、ある程度のスイングスピードが必要になる
- カタリストは使い続けることでさらに飛びやすくなるので、1本を大事に使う少年野球では有利かも
- ビヨンドは軽く振っても芯にさえ当たれば飛ぶ
- ビヨンドはヘッドが重い分、多少タイミングを外されたりフォームが崩れたりしても遠くに飛ぶ
- 打ってみればわかる、ビヨンドはとにかく飛ぶ
- 重さや長さが体に合っていてしっかり振りぬくことができていれば、どちらを使っても飛ぶ
なんか皆いろんなことを言ってましたが(笑)、多分どちらもバッターを満足させてくれるほど高性能で飛ぶバットということでしょう。
個人的には、最後の”しっかり振れるならどちらを使っても飛ぶ”というのがしっくりきます。
結局はそこなんでしょうね。
ただ、あえてどちらかを推すとすれば、ビヨンドの方が飛ぶという意見が多かったです。
こちらの動画は、カタリストではないけれどカーボン系の複合バット、ミズノのディープインパクトとビヨンドを比較しています。
カタリストとは構造が違うので比較対象にはならないかもしれませんが(汗)、バットに乗せて運ぶ感覚があるというビヨンドの方が遠くに飛ばすというイメージにつながりやすいようにも思いますね。
最後に
自分の子には高学年になるまで買い与える気はないんですが、このように見ていくと何故か欲しくなっちゃいますね。
いろいろ見てみた感じだと、とにかく飛ばしたいスラッガータイプはビヨンド、シャープなスイングやバントなどオールマイティに使いたい場合にはカタリスト、という印象でしょうか。
どうなんでしょう、あってますよね。(汗)
うーん、そう考えるとカタリストなのかな......なんて思ったりしてます。
このようなことを考えながら子供と一緒に頭を悩ませるのも楽しみのひとつかもしれませんね!
関連記事:新J号球対応【少年軟式野球用複合バット】を比較してみる!
ニュートロンのレビュー
- 飛距離
- 価格
- 打感
ビヨンド以外で飛ぶバットをお探しなら
ルイビルスラッガーのバットといえばカタリスト...ですよね。(笑)
自分もそう思ってましたが、調べてみるとこちらのニュートロンがなかなか良さそうだったので購入しました。
カタリスト同様の高品質カーボンを使用し、ラバシートを含む多重構造にすることで、飛距離を向上させた複合バットになります。
実際に使ってみて、他の人にも使ってもらい得た感想としては...「これは飛ぶ!」。(笑)
インパクトしてからバットを離れるまで少しの間ボールがバットに貼りついているような不思議な打感です。(個人的にはこの打感は気持ち悪い。笑)
ビヨンドと比べて型落ちの値下げ幅が大きい(ような気がする)のもポイント。