ティーボールってご存知でしょうか?
ひと昔前でいう”三角ベース”みたいな、野球を簡単に体験できる競技です。
野球ってルールも複雑なので、気軽に体験することはなかなか難しいスポーツですよね。
でも、ルールや仕組みを簡単にすることで、小学校低学年や幼児でも参加できるようにしたのがティーボールなんです。
最近、このティーボールを体験する機会がありました。
学校の授業でも採用されているだけあって、小さい子でも、野球初体験の子でも楽しんでいましたよ!
ティーボールとは
ティーボールは簡易版の野球orソフトボールみたいなスポーツです。
昔でいうと、”三角ベース”に近いでしょうか。
その名のとおりティースタンドを使うため、ピッチャーを置かないのが特徴。
野球ってその知名度の割にはルールが複雑で技術も必要なスポーツなので、まったくの素人だと試合になりませんが(汗)、これなら大丈夫。
少年野球なんかでは、新入団員向けの体験会何かで催されたりします。
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簡易版野球ということで、そのルールは野球に酷似しています。
大体の野球のルールがわかっていれば、問題なくできると思います。
というか、ルールなんかわかっていなくても十分楽しめます。。
体験会では、打った後に3塁へダッシュする小さい子もいますが、それだけで大盛り上がりです。(笑)
競技グランド作り
ここまで本格的にやるのは野球団主催や学校の授業くらいかもしれませんが、一応グラウンドの作り方の一例を書いておきます。
- 塁間:16m
- ファウルライン:40m
- ホームランライン:本塁を起点に40m
- ファウルラインからボールデッドライン:7~10m
- バッターズサークル:本塁の頂点を起点に半径3m
- ティースタンドの位置:本塁の頂点から0.5~1m
基本的な流れ
一番大きな違いといえば、3アウトで攻守交替しないことでしょう。
- 攻撃側の全ての打者が打撃を完了した時点で攻守交代
- 規定 のイニングを終了したときに、得点の多いチームが勝ち
基本的にはこのような流れになります。
打撃
前途のとおり、ティースタンドに乗っているボールを打ちます。
普通の野球と同じように、3回空振りしたら三振です。
その他、細かいルールについてはこちら。
- バッティングするときの軸足の移動は1 歩まで
- 2歩以上動かしたときはワンストライク、 ツーストライク後なら三振
- ボールではなくティースタンドだけを打ったときは空振り扱い
- ツーストライク後からのファウルはアウト
守備
守備については投手がいないにもかかわらず、10人体制で守備につきます。
- 本塁手(ホームベースマン):いわゆるキャッチャー
- 一塁手(ファーストベースマン):いわゆるファースト
- 第一遊撃手(ファーストショートストップ):いわゆるセカンド
- 第二遊撃手(セカンドショートストップ):いわゆるショート
- 二塁手(セカンドベースマン):セカンドベース付近
- 三塁手(サードベースマン):いわゆるサード
- 左翼手(レフトフィルダー):通常のレフトよりややファウルライン寄り
- 第一中堅手(レフトセンターフィルダー):通常のセンターよりややレフト寄り
- 第二中堅手(ライトセンターフィルダー):通常のセンターよりややライト寄り
- 右翼手(ライトフィルダー):通常のライトよりややファウルライン寄り
これだけ守備がいれば誰かは捕ってくれそうですね。(笑)
動画で見てみる
で、実際にどのような雰囲気かというと、こちらの動画がわかりやすいです。
ミニチュア版野球といった感じですね。
見てのとおり小さい低学年の子たちでも十分プレイできるのが特徴です。
動画内では小さな女の子でも力強いバッティングを見せてくれてますね。
審判について
球審はバッターズサークルの外に位置し、バッターと向かい合うように構えます。
そして、ピッチャーではなくティーに乗っているボールに向かって(笑)、『プレイ!』をかけていきます。
その他のジェスチャーやコールは野球とほとんど同じです。
関連記事:少年野球の球審(主審)ジャッジ時のジェスチャーとコール
使用する道具
使用する道具についてはこちら。
まずはティースタンド。
これがなければ始まりません。
そしてバットはウレタン巣材のものを使います。
これ、ティボールだけでなく、室内練習用にも使えそうですね。
最後に
このようなスポーツが普及してくると、野球人口も増えていきそうなんですけどね。
やっぱり野球って普段気軽にやるには、なかなかハードルが高いですから。。
ティーボールのやり方やルールに関しては、このページでは大分端折ってしまったので、公式サイトもあわせてご覧ください。
ただ体験会などイベント色が強い時には、ガチガチに規定にあわせることも少ないですけどね。
この前なんか守備に15人位いたような・・・。(笑)