素人親父の少年野球メモです。
今回は少年野球における変化球について書いてみたいと思います。
少年野球では変化球禁止というのは広く知られている話しなので、当然僕も知っています。
しかし、何の気なしに調べていたら意外にもオモシロそうな内容だったので記事にしてみました。
変化球禁止!!
繰り返しになりますが、少年野球(軟式)では変化球が禁止になっています。
最初は警告みたいですが、それでも止めない場合には投手交代を命じられるそうです。
規則に書かれている部分はこちら。
学童部の投手は、変化球を投げることを禁止する。
関節の障害防止のため、まだ骨の未熟な学童部の投手に対して変化球を投げることを禁じ、変化球を投げた場合は次のペナルティを課すこととする。
変化球を投げた場合とは、投球が審判員によって変化球と判断された場合をいう。なお、ペナルティは少年の肘、肩の障害防止が目的で、骨の未熟な投手が、特に肘や手首などをひねって投げるような投球方法を禁じているのであるから、監督・コーチは、この点に十分留意して指導しなければならない。
出典:競技者必携 競技に関する連盟特別規則 変化球に関する事項
基本的な考え方として、ピッチャーの故障を防止する意味合いで禁止されているとあります。
これだけ見ると「当然の措置でしょ!」って感じですね。
ペナルティについて
禁止されているということは、当然ですが変化球を投げた場合には何らかのペナルティが決められています。
ボール判定になる
ボールが変化している場合には、どのような投球でもボール判定となります。
加えて、変化球を投げないように監督、投手が厳重注意されます。
また、変化球を打って試合が動いた場合には、このような対応に。
- 打者走者、もしくは走者がアウトになった場合にはプレイは無効となる
- プレイが無効になったらカウントにボールを加えた状態で試合が再開される
- 攻撃側の申し出があればそのままプレイが有効となる
- 打者が出塁する、走者が進塁するなど攻撃側に有利な展開になった場合にはプレイは続行される
改善されない場合には投手交代
注意されたにもかかわらず、もう一度変化球を投げたら強制的に投手交代となります。
そして、その交代させられた投手は、その後、守備につくことはできるけれど、大会期間中は投手として出場できなくなるそうです。
なかなか厳しい。(汗)
関連記事:ボールの投げ方の基本!綺麗なフォームになる練習のコツ
この規則のココが気になる!
ただ、こちらの文面の中で気になる箇所はこちら。
ここでいう変化球の定義は、投球が審判員によって変化球と判断された場合ということ。
審判の判断に委ねられている
ということです。
具体的に”握りを変えてはいけない”とか”手首をひねらない”、”曲げない”、”落とさない”などと書いてあるわけではないんですね。
あくまで見て感じたことを基本としているわけです。
審判も責任重大です。
自分が父審判としてジャッジしていたら......「曲がってるからボールだ!」とハッキリ言うことができるだろうか。。(汗)
”意図せず”カーブ回転やシュート回転していたら?
それでは、意図せず自然にカーブ回転やシュート回転してしまうようなピッチャーだったらどうするのでしょうか。
わざとやってるわけではないからOKなのか、実際曲がってるのだからNGなのか.....。
微妙なところです。(笑)
変化球の禁止には選手の身体への負担だけでなく、”打者が打てるように”という配慮もあるそうなので、誰がどう見ても実際に曲がっているのなら、最悪の場合には強制的に投手交代もありえることでしょう。
競技者必携の文面を読むと、意図して変化球を投げた場合について言及しているように感じますが、前項の”審判によって変化球と判断された場合”という文言が全てなので、故意かそうでないかは関係なく、審判が変化球といったらペナルティが課せられるはずです。
※あくまで個人的見解なので、詳しくは大会を運営する連盟などに確認してくださいね。
スローボールはOK!じゃあチェンジアップは?
変化球が禁止されている少年軟式野球では、緩急を基本としてピッチングを組み立てます。
ただスローボールだと腕の振りも明らかに遅くなるので、一目見て「あっ、スローボールだ!」とわかってしまいます。(それを瞬時に判断して切り替えられる小学生がいるかどうかは別として。)
それでは、腕の振りもストレートと同じであるチェンジアップはどうなんでしょうか。
そもそもチェンジアップ自体もそれ単体で変化球と呼んでいいかも難しいボールです。
握り方も複数種類あって、ストレートに近い握り方もあると聞いたことがあります。
鷲掴みにするような握り方はバレるかと思いますが、微妙なやつは判断できないんじゃないかなぁ。
この辺はどうなんでしょうかね?
ただ、ここで競技者必携の文面に戻りますが、そのチェンジアップを審判が変化球と判断した場合には、ペナルティが課せられる可能性は十分考えられますね。
※繰り返しになりますが、詳細は連盟などに確認してください。。
スポーツマンシップに則って!
深く考えていくと、言い逃れができるような方法もある気がしてきます。
規則だけ見れば、審判が変化球と判断しなければいいのですから。(汗)
ただ、少年野球のころから抜け道を探すような指導方法はやっぱりよくないですよね。
正々堂々とスポーツマンシップに則って野球をやってもらいたいです!
って、そんな指導してる野球団はないと思いますが。(笑)
投手をやるなら日頃からボールの回転にも注意しておかなければなりませんね。
当然ですが、綺麗に縦回転してる方がストレートの威力もアップするはずですから。
カッコつけて変化球とか練習してると、変な癖がついちゃうかも?!
(ウチの子は危ないなぁ。汗)