素人親父の少年野球メモ。
今回は、練習や試合のときの”声出し”についてです。
今の子って、大きな声を出すのが不得意なんでしょうか。
これだけはハッキリといえますが、僕らが少年野球をやっていたころは、もっと声出しで盛り上がってたんですけどね。
といっている我が子も声が小さい。。
どうしたら気持ちよく声出ししてくれるんだろうか......。
なんで声出しできない?
少年野球では元気よく大きな声を出して盛り上がっていると、見ているだけでも気持ちいいものですよね。
子供らしいというか、「これこそ野球少年!」って感じです。
僕らが子供のころもとにかく声を出して、応援歌を歌って、ワイワイやってました。
むしろ、それが普通だと思ってました。。
でも、今の子って基本的におとなしいんですよね。
特に元気いっぱいなはずの低学年の方が、小さい声だったりします。
で、ウチの子に「お前、なんで声出さないの?」って聞いたら、こんな返答が。
- 何言っていいかわからない
- いつ声出していいかわからない
- ちょっと恥ずかしい
とのこと。
普段はギャーギャー騒いでいるのに、なんでそんなこと気にするんだろ?(笑)
できるようにするには?
声出しは意味がない、なんて考えもあるのですが、個人的には声出しは少年野球にとって必要なことだと思います。
あの桑田真澄氏は声出し不要論を説いているそうですが。(驚)
集中しなければいけないときに大声なんてださないでしょ?!ってことみたいです。。
でも、メリットもたくさんあるので今も声出そうぜ!と指導している少年野球団の方が今でも多数派です。
それでは声を出せない子が声出しできるようにするための方法を考察してみます。
声出しの意味を教える
やみくもに「声出せー!」といっても、「大人たちはそう言うけど、なぜ声を出さなきゃいけないのかわからないよ」と思うことでしょう。
声出しする意味、メリットについてはこのようなことが考えられます。
- チームとして一体感が出る
- 自分のテンションを上げる
- 盛り上がると不安や消極的な気持ちがなくなる
- 緊張をほぐす
- 大声を出してアドレナリンを分泌させる
- 相手チームにプレッシャーを与える
- プレイについての確認と共有
このように様々なメリットがあります。
声出せ!だけ聞くと体育会系の精神論のようなイメージがあるかもしれませんが、アウトカウントの共有や次のプレイについての確認など、実戦で必要となる行為も声出しからはじまります。
種類を教える
声がけもいろいろですが、大きく分けて精神的な部分をカバーしたり盛り上げたりする声と、プレイの確認に関する声があります。
低学年でもできる簡単な声がけ
低学年でもできる主にムードを盛り上げる声掛けです。
- ナイスボール!
- ナイスバッティング!
- ナイセン!(選球眼を褒める)
- バッチコーイ!(こっちに打ってみろ!)
- ドンマイ!ドンマイ!
- 打たせていいよー!(ストライクが入らない投手に)
- 集中していこう!
- 思いっきり振っていこう!
- ラクにー!
プレイの確認に関する声がけ
こちらこそ本来の声出しかもしれません。
大きい声を出して盛り上げるだけだなく、プレイに必要な情報をチームで確認&共有します。
特にこれから起こるプレイに対して、声を掛け合いながら準備しておくというのは非常に大切なことになります。
- 〇アウトー!(アウトカウントを確認)
- オーライ!オーライ!(自分が捕球することをアピールする)
- オーケー!オーケー!(オーライと同じ)
- バックホームorセカンドorサード.....!(送球する塁を指示)
- リーリーリー.....ゴーorバック!(走者へ指示)
- 走った!(走者のスタートをアピール)
- 持ってるよー持ってるよー投げた!(ボールの所在を確認)
- バントあるよー!(バントに備える)
- 内野近いところねー!(フォースプレイを確認)
など。
試合の状況によってまだまだありそうですが、この辺で。
関連記事:ランナーコーチの「リーリーリー!」と掛け声する意味
低学年はなかなか難しい?
キャプテンや高学年がチームを引っ張って声出しできる雰囲気づくりをしますが、低学年に声を出させようとしても、なかなか盛り上がってこないこともあります。
低学年は、キャッチボールするにも無意識レベルで体が動く子はほとんどいないのではないでしょうか。
そのため、キャッチボールと声出しを同時に行うのは、技術的にもハードルが高かったりします。
最後に
実は一番の起爆剤になるのは、お父さんたちのような気もします。
「声出せ!」といってる本人たちが、ボーっと球拾いしてたら、そりゃ子供たちも声出さないですよね。(笑)
大人たちも率先して声出ししてお手本になっていくと、子供たちも声を出しやすくなります。
グラウンドの雰囲気も盛り上がりますからね。
自分も意識して声出ししていこうと思います。