素人親父の少年野球メモ。
今回は”強いチームと弱いチーム”について書いてみたいと思います。
タイトルそのままだと、ちょっと語弊がありますね。
すいません。(汗)
自分が少年野球をやっていた時のこと、いま保護者として子供たちの試合を観させてもらったこと、を考えてみるといろいろ思うことあります。
強い弱いというか......少年野球の勝敗に技術的な上手い下手は、最も大きな要素ではないような気がします。
少年野球で大事なのは・・・
気持ちです!
太字で書いてみました。。
素人親父が言っていることなんでアレですが、子供たちの試合を観ていると技術的な部分で負けることってあまりないような気がします。
僕が見てもウチの少年野球団の子供たちは野球が上手です。
でも、勝てない。ときがある。
そんなときの負けパターンはこんな感じ。
雰囲気にのまれてしまっている
試合はその前の練習やシートノックのころから始まっています。
- 円陣組んで盛り上がってる
- キャッチボールでも雰囲気がピリッとしてる
- シートノックのリズムがいい
- レギュラー陣だけでなく他の選手も声が出ている
こんな感じのチームとあたるとヤバいです。
まだ試合も始まってないのに雰囲気にのまれちゃいます。
どれも技術的なことじゃありません。
試合に向けてテンションを上げていくことができているチームはやっぱり強いです。
負の連鎖を止められない
子供ですから、失敗することも多々あります。
何でもない打球をエラーしたり、ピッチャーがストライクをとれなかったり、試合中のミスは普通に起こります。
負けムードのときは、この負の連鎖を止められないんですよね。
さっきまで調子よくゲームを進めていたのに、たった一つのエラーからダダダーッと点取られてそのまま終了。
ヤバいとわかってるから父母たちも励ましたり、応援したりするんですが、ムードはなかなか変わりません。
なぜならば子供たちで乗り越えなければならない局面だからです。
選手同士で声を掛けて流れを変えられないときは、やっぱり負けてしまいます。
子供たちが委縮してしまっている
相手が強そう、公式戦の大舞台、大人たちが怒りすぎ......その時々のさまざまな理由で子供たちが委縮しちゃってることがあります。
”大人たちが怒りすぎ”に関しては完全に大人のせいですね、改めなければなりません。
主役は子供たちですから。落ち着いてください。。(と、自分にも言い聞かす。汗)
のびのび野球ができていないときはすぐにわかります。
全くといっていいほどいつものプレイができません。
失敗したら励ます、良いプレイしたら全力で褒める、このようなことを子供も大人もやって盛り上げていかないと、なかなか勝ちムードにはなりません。
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で、なんか強そうなチームだな......と思うのはこんな感じ。
雰囲気作りが上手い
やっぱり一番簡単で手っ取り早いのは、声を出して盛り上げることでしょう。
大きな声を出してイキイキと野球をやっていると、「なんかコイツら上手そうだな.....」と思うから不思議です。(笑)
なんか奇声に近い感じの声出しで気合入りまくってる子もいますが(笑)、やっぱり圧倒されてしまいますからね。
最近は、応援歌だけじゃなくベンチ前でダンス?踊ったりしてるチームもありますが、そういうのも盛り上がりますね。
大人たちの接し方が上手い
大人たちの接し方については色んな意見があるかとは思いますが、個人的には怒ると褒めるのバランスがいいチームは強い気がします。
さっき怒鳴ってたと思ったら、良いプレイに対しては精一杯褒めている。
失敗して落ち込んでいる子供に、ベンチ裏でこっそり励ましてモチベーションを上げている。
流れに乗ってきたら選手だけでなく、コーチ陣、保護者、全員で盛り上げて応援する。
こんなチームはやっぱり強いです。
あと最近は”絶対に怒ってはいけない”という風潮もありますが、ミスしても何しても大人たちが笑って「いいよいいよー楽しんでー!笑顔忘れずにー!」というチームは実際には勝ててないです。
やっぱりバランスだと思います。
野球を知ってる
ただ捕って投げる、打つ、だけでなく、色んなシーンにおいて的確なプレイができているチームはやっぱり強いですね。
というか、強く見えてしまいますね。(笑)
個人的には内野の軽快なプレイが好きです。
状況に応じて的確に、そして思い切りよく送球してアウトを取るときなんかは、見ていて気持ちいものです。
そして、「こういう細かいところまで想定して練習してるんだなぁ.....」と感心してしまいます。(笑)
そんな”こいつデキるな”ってプレイをバシッと決められると雰囲気的にも優位に立てますからね。
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勝利至上主義に警鐘
少年野球に限らず、学生のほどんどの試合はトーナメント制。
負けたら終わりです。
そのため、とにかく”今”勝てればいいという考えになりやすくなります。
この部分に関して、トッププレイヤーであるベイスターズの筒香選手がこのような発言をされてます。
DeNA筒香嘉智「子供の将来、つぶれている」 外国特派員協会で会見https://t.co/wQqeaSKc12
→野球界では勝利至上主義が子供たちのけがにつながっていると批判
→多くの大会がトーナメントで行われることを問題視し「連投、連投で肘や肩の故障が小中学生に増えている」 pic.twitter.com/X6Jl7cQjBg— 産経ニュース (@Sankei_news) January 25, 2019
子供の将来を考えずに野球をやらせてしまうことが、子供たちの怪我につながっているとのこと。
どこまで良くて、どこからダメ、という線引きが難しいですが、確かに少年野球は他のジュニアスポーツに比べて練習日が多く、練習時間も長いと思います。
実際にウチの地域を見てみてもその通りです。
それどころか、他地区の強豪チームの話を聞いたら、毎日チームとしての練習があるとのこと.....。
この辺のことは、大人になって少年野球に関わるようになってからよく考えるテーマですが、やっぱり正解がわかりません。
勝ち負けを度外視したら、それこそオモシロくないだろうしな。
かといって勝ちを優先しすぎるのも違う気がするし....。
難しい。
どうしようもない部分もあるんだよな・・・
とここまで書いてきましたが、現代の特徴というか、僕が少年野球をやっていたころと大きく違う点がひとつ。
高学年が何人いるか?といったリアルな部分で、今はチームレベルがあからさまに変わってしまいます。
強豪とか名門とか、そういうニュアンスはすっかりなくなっていますね。
昨年までメチャクチャ強かったのに、今年は全く勝てない、みたいな。
低学年まであわせて大会の登録人数ギリギリ?!みたいなチームも少なくないです。
そういうのは仕方がないとしても、やっぱりのびのびと野球をやるのが一番だと思います。
気持ちひとつで格上チームと良い勝負したりするから少年野球はオモシロいです。
自分の子供に対しても思いますが、まずは大きな声を出せるようになってほしいなぁ。。