少年野球をやっている子供に負けないよう、野球のことについてリサーチしてます。
今回は”木製バットは飛ぶのか?”についてです。
今は色んな高性能バットが出ていますよね。そしてこれらのバットはびっくりするくらい打球が飛びます。
まさに道具の超進化なわけですが、その流れに逆行して木製バットを使い始めた息子。(汗)
もちろん木製バットを使うメリットも大きいことは知ってますが、あまり飛ばないのもなぁ....。(苦笑)
木製バットは難しい
まず最初に、木製バットはいわゆる”芯”と呼ばれる部分が非常に狭いといわれています。
先ずもってこの芯に当てなければならないのが、木製バットの難しいところ。
- ビヨンド系複合バット:ウレタン部分全部
- 金属バット:ボール3個分くらい
- 木製バット:ボール1個分くらい
あくまで目安ですが、これくらいの違いがあるイメージです。
バット性能云々の前に、木製はこの狭い芯部分でボールを捉えなければ打球は飛びません。
ただ、ビヨンド系でも一番飛距離が出るのは木製バットの芯と同じポイントだといわれています。
それ以外の部分に当たってもそれなりに飛んでしまうのが複合バットのメリットであり、技術の習得という面から考えるとデメリット。
逆に芯のポイントを覚えることができるのが木製のメリットです。
木製バットで芯を捉える感覚を積んでおくと、その後金属や複合系に持ち替えた時にバットの性能を最大限発揮できるわけですね。
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金属バットにない木製バットの特徴は、”しなり”だといわれています。
かといってマンガみたいにスイングの途中でグニャっと反るわけではありませんよ。(笑)
しなるのはインパクトの瞬間、ボールとバットがインパクトするときです。
そのため、しっかり捉えるとしなりによってボールがバットに乗っかっている感覚になり、その弾性で力強い打球が生まれます。
この動画を見ると、芯で捉えた時には最小限のしなりでボールを捕まえてから、スムーズに弾き返しているのがわかります。
逆に根本や先端に当たったときには、異常なくらいバットが波打っていることがわかりますね。
実際にはどうなのか?
最近は役立つ情報がすぐに手に入るのでありがたいです。
YOUTUBEに、木製バットの試打や複合バットとの飛距離比較など様々な動画がアップされてました。
M号球とJ号球が導入される際に、木製バットとの相性を検証した動画ですが、実際にガンガン飛んでますね。
芯で捉えた時のボールが乗る感覚は、やはり木製ならではといった感じみたいです。
打感・感触=飛距離という表現は非常にわかりやすい!
ビヨンド系ではどこに当たっても飛んでしまいますが、木製では、捉え損ねた→飛ばない、気持ち良い打感→飛ぶ。
感覚と飛距離に相関性があるということですね。
こちらはビヨンドと木製で飛距離を比べています。
もちろんビヨンドの方が飛んでいるのですが、何と10mもの差が出ています。
やっぱり複合バットの方が飛ぶんですかね。。
最後に
感覚と飛距離が素直に関連しているというのは、技術向上に役立ちそうですね。
ウチの子もできれば木製バットでの練習を続けてもらいたいものです。
その後、最高学年で複合バットに持ち替えたら.....。
と考えると、とても楽しみになってきますが(笑)、複合バットと比べるとヒット性の当たりは減るでしょうから、そこを我慢して芯で捉える技術を身につけることができるのか?が難しいところですね。(苦笑)