野球マンガから野球を学ぶシリーズ。。
今回は、バトルスタディーズ11巻105話~106話から、ポテンヒットと気合の関係性について。
バトルスタディーズ11巻105話~106話
兵安との決勝戦、8回裏、キャプテン烏丸のタイムリーツーベースによって1点差まで追い上げたDL。
そしてノーアウト2塁という一打逆転の状況でチャンスが続きます。
そこへ代打、2年生の長野。
ヤバいくらいに緊張してガチガチ、何かやらかしそうな雰囲気満載。(笑)
しかし、求められる役割としてはそれほど難しくなく、NGプレイは三振、内野フライ、サードorショート方向の内野ゴロ。
要は、進塁打を打って、二塁走者を三塁に進められればOKなケースです。
なんですが...緊張と謎の声援によって妙なテンションになっている長野は、簡単にツーストライクに追い込まれたあげく、差し込まれてド根っこに当たりショート方向にフライを打ち上げてしまいます。(笑)
明らかにヤバい当たりになるのは、長野自身を含む全員がわかっています。(笑)
しかし、ここでミスったらとんでもない重罪となるのもわかってる。。
ここから気合でバットを振り切って、結果としてはショート後方に落ちるポテンヒットとなりました。
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プロ野球の解説を聞いていても、ポテンヒットが出た際には「バットを振り切った結果、野手の後方に落ちましたねぇ」というコメントがよく出ます。
というか、ほぼ100%このようなコメントではないでしょうか。(笑)
もちろん、少年野球でも言われます。。
でも、そうなんでしょうか...。
ヒットゾーンに落ちたのは偶然で、バットを振り切っていようがいまいが、落ちるときには落ちる気がするのは自分だけでしょうか。(笑)
バットを振り切ったことでポテンヒットの確率が高まるという相関性を、理論的に説明できればいいのでしょうが、恐らくそれは無理ですよね。
打球の質が違う?
色々と調べてみましたが、どれも「おぉ、そうか!」とバチっとくるような答えは見つかりません。(笑)
そんな中、このコメントを発見。
弱い打球だとボールの勢いに負けて、ポップフライになるんですよ。でも、きちんとバットを振り切ることができれば高いフライにならず、ハーフライナー気味の打球になる。すると、ポテンヒットになりやすくなるんです。
出典:ミスター赤ヘルの右打ちは芸術的。八重樫幸雄が打撃フォ-ムを分析した
バットを振り抜くと、打球の軌道がハーフライナーのようになり、その結果ポテンヒットになりやすくなるとのこと。
やはりバットを振り抜いている分、打球の質というか強さが変わるのでしょう。
その分、外野まで届いてしまい外野フライになることもあるでしょうけれど、トータルで考えればヒットになる確率は高まるということでしょうか。
確かに、ポップフライよりもハーフライナー気味の打球の方が、野手の対応難易度も上がりそうです。
どこに落ちるかは結果論だとしても、当てにいってフォームを崩すより、自分のフォームを貫いた方が良い結果につながるのはわかる気がしますね。
そう考えれば...長野ナイススイング!(で、いいのかな?笑)