野球マンガから野球を学ぶシリーズ。。
今回は、バトルスタディーズ22巻220話から、気持ちの切り替え方について。
バトルスタディーズ22巻220話
夏の甲子園、これに勝てばベスト8入りとなる3回戦。
成長著しい2年生ピッチャー檜は、この試合最大の山場を迎えます。
9回表二死二塁、2対2の同点という状況で、相手バッターは4番。
ここで打たれたら、間違いなく負け気配が濃厚になってくる緊張のピッチング。
神経をすり減らしながらも投じた一球は、3年生キャッチャー楠をも唸らせる好球に。
そんな後輩の成長を認めながらも、ボール一個分甘く入っていること、打者は4番バッターということから打たれてしまうと予感します。
その懸念通り、その打球は大きくセンター後方へ。
誰もが「ヤバい!」と思った瞬間、センター信楽が猛然とダッシュ。
その打球に至った様々な情報をもとに、落下地点を定めます。
そしてギリギリまで打球を見ず、予測した落下地点のみを目指して走り、飛び込んでダイレクトキャッチ。
最終回での負け越しを防ぐ、超ファインプレーとなりました。
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習フライは落下地点に入ることが第一
フライ捕球の基本は、まず落下点に入ること。
小学生は...特に経験の浅い子は、フライが上がったときにグローブを構えながらバタバタと追いかけてしまいます。。
それでは、追いつけるものも追いつけないですし、捕球ミスにもつながります。
信楽のように、目視も最小限に抑え、全力疾走でいち早く落下地点に入るのは理想的と言えます。
また信楽(弟)が声を掛けた、「アニキ捕らな死ぬぞ、自分の心臓と思え!」という言葉もいいですね。
最終的には、”絶対捕る!”という気持ちがものをいうのかもしれません。
究極の情報処理
できるかどうかは別として(笑)、信楽がどんな情報を元にフライの落下地点を予測しているかをまとめてみます。
このようなことを守備練習だけでなく、打撃練習、自主練習で実践しているとのこと。
こんなことができる小学生がいたら...凄いですね。(笑)
- ピッチャーが投げた球種、コースや高低
- バッターの特徴、能力
- バットとボールの当たる角度、打撃音
- 球場の風向き
打球が飛んだ瞬間に目を切り、これらの情報をもとに落下地点を予測する練習(遊びの感覚で)を行っています。