野球マンガから野球を学ぶシリーズ。。
今回は、バトルスタディーズ7巻68話から、内野守備範囲のファウルフライでのタッチアップについて。
バトルスタディーズ7巻68話
私学大会2回戦、花忠社との試合。
2対2の同点で迎えた6回裏に試合が動きます。
ファースト後方に上がったファウルフライに対して、三塁ランナーの門松がタッチアップ→本塁突入を試みます。(というか狩野が走るよう指示します。)
微妙なところに飛んだ打球でもあり、捕球体制も悪かったので、このタッチアップは成功しDLは3-2と勝ち越しました。
一塁手はホームに背を向けた状態で打球を追っていたので、タッチアップに対応するのが遅くなったのも要因となりました。
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習当然ながらファウルフライでもタッチアップOK
皆さんもご承知のとおりかとは思いますが、ルール上ファウルフライでもタッチアップはOKです。
今回のケースのように(深めの当たりとはいえ)内野ファウルフライでタッチアップする場面はなかなか見かけませんが、外野ファウルフライでタッチアップとなる状況は高い確率で発生します。
しかし、その時の試合状況を判断して、その外野ファウルフライを”わざと”捕らないケースも起こります。
普通の外野ファウルフライならタッチアップすれば1点取られるのはほぼ確実なので、それを阻止するため敢えて捕らないのか、1点あげてでもアウト一つもらうのかは、その時の状況によるわけです。
■捕らない方がいい場合
- 負けている
- 得点が1点差、もしくは同点
- そのタッチアップがサヨナラになるケース
など。
■捕った方がいい場合
- 大差で勝っている
- バッターが強打者、塁も埋まっている
など。
とにかく状況判断ですね。
点差や状況を考えて、守備陣は対応を確認しておくのも必要になることでしょう。
今回のバトルスタディーズのケースでも、相手チームの主力選手、砂金はタッチアップの可能性を感じ取っていました。
わかりやすく動画であれば...と思って探しましたが、判断ミスした方の動画しかありませんでした。
9回裏1点ビハインドで迎えるジャイアンツの攻撃。
ノーアウト1・3塁で、バッター坂本がレフト後方フェンスギリギリまで飛ぶファウルフライを打ちましたが...レフトが捕っちゃいます。(汗)
当然ながら三塁ランナーはタッチアップしてホームに還ってきます。そして同点。
これは...絶対に捕ってはいけないケース。
攻撃側も守備側も状況判断が大切ですね。。