素人親父の少年野球メモ。
今回は”連続素振り、連続ティーの練習”について書いてみたいと思います。
先日、子どもたちがトスバッティングしているところで、監督が連速ティーを教えていました。
「あぁ、これテレビで見たことあるなぁ」なんて思っていたんですが、何の意味があるかまでは知りませんでした。
明らかに大変そうではあるんですが......。
連続素振り&連続ティーの意味
ということで調べてみたんですが、ここまで安否両論ある練習方法も珍しい!ってくらい、皆さん色んな意見をお持ちのようです。(苦笑)
プロでもこの練習を取り入れていますので、完全✖ということではないんでしょうけれど......。
”力を入れる”感覚を養う
僕が一番しっくり来たのはこの理由でした。
トップを作る(力は入れない)→振る(インパクトで力を入れる)
このような動作を繰り返すことで、力の入れどころを覚えるという訳です。
一定のペースで繰り返す以上、ずっと力んでるわけにもいかないですし、インパクトだけ力を入れるという感覚は身につきそうですね。
>> バッティングでムダな”力み”を抜けばスイングスピードは上がる!!
下半身の理想的な使い方を定着させる
連続してバットを振るため、必然的に余計な動きはできなくなります。
シンプルな動きにせざるを得ないわけです。
そのため、下半身から連動して上半身が動く、身体の軸で回転させるといったシンプル、且つ理想的なフォームを定着させることができるんだとか。
>> 下半身主導でバッティングする意味とは?効果的な練習方法も!
ただ、これに関しては元々そのフォームが身についている人が、より意識を強くするために行うものともいわれています。
元のフォームが良くないのに、連続してその動作を行うと、悪いフォームが癖になってしまうとのこと。
この方法で良いフォームを作るというよりは、良いフォームを固めていく、体に染み込ませる、といった意味合いになりますね。
しっかりと目的をもって行う
一見、根性論練習のように見える連ティーですが、このように意味はあるようです。
ただ闇雲にバットを振り回しているだけでは練習にならなそうです。
というか、体を壊してしまいそうですよね。(苦笑)
こちらの動画は上記のようなメリットが非常にわかりやすいです。
股関節の入れ替えをしっかり行い、確認するために連ティーを行っているとのことです。
このように、しっかりと意識して行うと練習の効果も出てきそうですね。
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習否定派の人たちの意見
これらが個人的に納得できた効果なんですが、調べていると圧倒的に否定派の意見が多いことがわかりました。(汗)
まぁ、明らかに良いことばかりではないことは見ただけでわかるのですが......。
否定派の方々はこのような意見をお持ちのようです。
- せわしない動作になるので全部が中途半端になりフォームが崩れる
- 筋力がつくといわれるが、他にも筋力をつける方法はたくさんある
- 単純に数をこなすことが目的となってしまい、効果のほどはわからない
- スイングスピードを上げるためというが、下半身が回りきらないのに力強くできるはずもない
- 確かにきつい練習でやった後の達成感はあるが、ただの自己満足
- 手腕のだけで打ちにいく、手首をこねる、など悪いクセがつく
- 必然的にフォロースルーが小さくなり縮こまるようなフォームになる
- そもそも連続でやる必然性がどこにもない
- メリット以上にデメリットがたくさんある(と考えられる)練習をわざわざやる必要がない
など。(笑)
多いな。。
レベルが高い人たちにとっては効果的?!
肯定派も否定派も、確かに言わんとしていることもわかりますね。
ある程度のレベルまでいってないのに取り入れる練習ではなさそうです。
高校やプロ野球で採用されているのは、そもそものレベルが高いからなのかもしれませんね。
こちらは広島カープの菊池選手の連続ティーバッティング。
速いテンポで打っているにも関わらず、下半身が全くといっていいほどブレていないのがわかりますね。
こちらは、同じく広島カープの鈴木誠也選手。
やはり下半身がまったくブレてません。
動画を見ているだけでも、どっしりとした重量感と力強さが伝わってきますね。
最後に
このように考えるとまったく無意味な練習というのは無いのかもしれません。
ただ、しっかりとその意味を理解して取り組まなければなりません。
限られた時間の中でやるわけですから効率的に練習したいですからね。
目的をもって内容の濃い練習をしたいものです。
連続ティーって見た目が派手ですからね。
なんとなく「オレ凄い練習してるぜー!」と勘違い?するのもわかる気がします。(笑)