素人親父の少年野球メモ。
今回はバッティング練習の基本中の基本である”素振り”について書いてみたいと思います。
ちなみにウチの子はまったく素振りをやりたがりません。(笑)
ストイックに同じことを繰り返すタイプではありません。
はい、今後が心配になります。。
まだ低学年なので好きな練習だけやらせてますが、もう少し大きくなったらさすがに素振りやらせないとな......。
ということで、少年野球における素振りについて改めて考えてみたいと思います。
素振りをする意味
自分のフォームを確認し、直すべき部分を直すため。
おぉ、教科書みたいだ、固い、固すぎる。(笑)
でもこういうことなんですよね。
ボールを打つというのはとても楽しいことですが、当然自分だけのペースで行うものではないので、このようなことを考える余裕もありません。
素振りは自分自身とガッチリ向き合えるとても大事な練習です。
しかし、「つまらない」という感覚もわかります。
- 素振りをやる
- 自分のフォームを作り上げる
- バッティングで打てるようになる
この1と2をすっ飛ばして3にはたどり着かないということをわかってもらいたいですね。
ある種”つまらない”この練習を積み重ねることで、良いバッティングができる基礎ができるのですから。
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習小学生に適した回数やバットの重さ
さて、その大事な大事な素振りですが、いったいどのように取り組んでいったらいいのでしょうか。
回数
素振りは回数じゃない、質だ!
とよくいわれます。(笑)
ただ、具体的に〇年生だったら〇〇回くらいなんて目標があった方が取り組みやすいのですが.....。
で、いろいろ調べてみましたが、ハッキリと”〇回くらい!”と書いてある情報はありませんでした。
それでも様々な意見をまとめると、高学年で100回くらい、低学年の頃は学年×10回程度になりそうです。
確かに、感覚的にもそのくらいだったら負担にならなそうですね。
僕も少年野球をたってたころは、100回くらいは素振りしてました。
ただ最後にもう一度。
素振りは回数じゃない、質と継続して行うこと。(笑)
重さ
筋力トレーニングや持ち替えたときに軽く感じるように、重いバットを使って素振りすることがありますよね。
これは小学生にとっては効果的なんでしょうか。
こちらは、極端に重いバットをつかって素振りする必要はないということです。
必要ないというよりも、間接障害の危険性も高まりますから、あまりにも体に合ってないバットは避けた方がよさそうです。
マスコットバットやバットリングは使わない方がいいですね。
いつも使っているバットより少しだけ重めがいい、なんて話もありますが、そんなに何本も持ってないですから。。
普通のバットでしっかり振ることが大事に思います。
......と思っていたら、良さそうなバットリングを発見しました!
>> バットリング(ウェイト)の使い方!おすすめメーカーは?
意識すること、やった方がいいこと
繰り返しになりますが、素振りは(というか全ての練習は)テキトーにやっていても意味がありません。
大事なポイントをもう一度チェックしておきましょう。
状況をイメージする
これもよく言われる事なんですが、最後に確認。
ただただバットを振って「〇〇回やったよ~」では意味がありません。
- ピッチャーが投げている姿
- 投げられたボール
- 自分の理想とするフォーム
- ボールへのインパクト
- 打球の飛び方
このような一連の動作をしっかりとイメージすることが大事です。
意識して素振りするようにしましょう!
素振りだけでなく、練習においては全てに当てはまります。
プロ選手なんかはフリーバッティングのときも「〇アウト、走者〇塁.....」などと呟きながら意識して打っている選手も多いみたいですよ。
例えば、イチロー選手なんかは独特な素振りをしますよね。
あれにも意味があって、グリップを残してスイングする(身体を開かないように意識する、ともいう)イメージを確認しているそうです。
バッティングにおいて、先に体が開くのは絶対にダメだと言われていますからね。
素振りはグリップを残す意識の確認.......なるほど。。
素振りしている姿を確認できるようにする
先ほど、素振りの意味は”自分のフォームを確認して修正し、作り上げていくこと”と書きましたが、実際にはスイングしている姿は自分では見ることができません。
小学生では、なおさらイメージしにくいことでしょう。
そのため、素振りしている姿を見られるように姿見を用意したり、動画で撮影して見せてあげる方が効果的。
言葉でいうよりも、見た方がイメージしやすいですからね。
今は携帯電話で手軽に動画を撮れますから、親御さんもチョットだけお手伝いしてあげると、凄く意味のある練習になることでしょう。
長尺バットで素振り
通常よりも長いバットを使って素振りすると、さまざまな効果があるといわれています。
昔でいう(今もそうかな?)竹竿やトンボを使った素振りですね。
- 自然で大きなフォロースルーが身に付く
- 下半身主導のスイングになる
- ヘッドを走らせるスイングになる
- 身体が前に突っ込まなくなる
逆にいうと、このような理想的なスイングでなければ、長尺バットは振れないんですね。(振れても違和感がある。)
この練習で有名なのは、元ジャイアンツ監督の高橋由伸です。
このキレイなフォームと大きなフォロースルーは、竹竿を使った素振りで身につけたそうですよ。
反復系の練習は怪我にも注意
素振りもそうですが、回数が練習内容のひとつの目安となるような反復系の練習では、怪我にも注意しなければなりません。
例えば、重いバットをやみくもに振り回していたら、腰や手首を痛めてしまうことでしょう。
しかも、悪いフォームを反復して体に覚えさせながら......。
素振りは一方方向への回旋運動の繰り返しなので、特定の箇所に負担が掛かり続ける場合もあります。
右バッターなら、素振りの最後に左打ちの構えでもバットを振ってあげるといいそうです。
坂本選手が左打ちでトスバッティングしている動画がありましたが、ただのファンサービスではなく、両方打ってバランスをとっているのかもしれません。
(というか、左で打っても右のフォームに似てくるんですね。。)
とはいえ、回旋していることには変わりないので、体への負荷と回数には注意です。
この点からも、低学年から過度に回数の多い素振りは避けた方がいいかもしれません。
プロ野球選手も子供のころやってた?
現在活躍しているプロ野球選手たちは、やっぱり子供のころから素振りしていたのでしょうか。
寝る前に必ず10分素振りする。これを高校三年間、毎日続けた。
1分間に20回振れるとして毎日200回くらいでしょうか。
回数ではなく時間で決めているというのもオモシロいですね。
確かに、「毎日200回素振りする!」というよりも「毎日10分だけ素振りする!」という方が続きそうな気もします。
毎日100回素振りしていた。ストライクゾーンを9分割して各コースを10回ずつ。残り10回は自由に振る。
こちらもイイですね。
10回という少ない回数で区切っていくと、モチベーションも続きそうです。
中学のころは、シニアの練習日以外で自主練習することはなかった。中学のときから練習しておけばよかった。(笑)
天才だ。(笑)
最後に
僕が少年野球をやってた頃は、それこそ一人で毎日素振りしてたんですけどね。。
低学年のうちからそんなにガツガツとやらなくてもいいですが、少しずつやるようになってもらいたいものです。(笑)
家での個人練習をやるとのやらないのでは、かなり違ってきますから。。
ウチの監督も「もっとバット振ってこい!」といってます。(笑)
ダラダラやらずに、回数を決めて意識を高めた素振りなら、短い時間でも効果があります。
やっぱり練習は内容ですからね。
好きキライせずに取り組んでもらいたいです。
.....でも、こんな質の高い素振りできる低学年なんているのか?(笑)