素人親父の少年野球メモ。
今回は”ミート力の向上”について書いてみたいと思います。
ウチの子もそろそろ低学年ではなく、レギュラーチームの一員として頑張っていかなければならない年代になってきました。
三振しても「ナイススイング!」と褒められることもなくなることでしょう。(笑)
高学年のような特大ホームランを目指しているようですが、まずはしっかりとミートすることを覚えてもらいたいものです。。
ミート率を上げる
低学年のころは、まずもってバットにボールが当たりません。(汗)
やっぱり、それなりの速度で動いているボールを打つのは、なかなか難しいものです。
それでは、ボールをミートするために大切なポイントというのは、どのような部分なのでしょうか。
ボールをよく見る
「いや、見てるから!」と子供は言うかもしれませんが(汗)、実際はインパクトの瞬間までボールを見てないことが多いです。
厳密にいえばインパクトの瞬間を目視することはできないのですが、そのような意識で打たないとボールには当たりません。
インパクトするときには既に顔が空中を見上げているようなスイングになっていることも多々あります。
ボールに集中して当たるまで見る、という意識を高めるために我が家でやった練習は、シャトルバッティングや小さいボールでのバッティング練習です。
シャトル打ち
バドミントンのシャトルでバッティング練習するシャトル打ちは、広く知られている練習方法です。
シャトルはフラフラと揺れながら(場合によっては変化しながら)飛んでくるので、しっかり見ていないとミートすることはできません。
また、シャトルの先端部分を狙うことでさらに意識を高めることができます。
省スペースで家の中で出来ることもメリットです。
>> 『シャトル打ち』のやり方。少年野球でも効果的なバッティング練習方法!?
また、よく見るということを養うにはこのような小さいボールを使ってトスバッティングするのも効果的です。
42mmほどなので、卓球のピンポン玉と同じくらいの大きさですね。
面白がって練習してくれるので、そういう意味でも効率アップになります。(笑)
ミートポイントを覚える
ひと昔前は、「前で打て!」と、とにかくミートポイント前に持ってくるように指導されていましたが、これは今でも一理あります。(なんでもかんでも前!みたいな指導はダメだといわれていますが。)
慣れないうちは、どうしても振り遅れ気味になってしまうんですね。
完全にボールが通り過ぎたころにバットを振っている子が多いですね。(笑)
ティーバッティング
いわゆる”置きティー”ですね。
止まっているボールならば、始めたばかりの子たちでも打つことができますので、実際に打ってみてポイントを確認していきます。
ただ闇雲に打つのではなく、どのポイントで捉えると力が入りやすいか?という部分を確認するとよいでしょう。
>> 『バッティングティースタンド』吊り下げやタナーティー等おすすめ機種まとめ!
素手でボールをキャッチする
何の道具を使わなくてもミートポイントを確認する練習方法があります。
それはバッティングの構えでボールをキャッチする方法です。
これならば、野球始めたばかりの低学年でも大丈夫ですね。
コメント欄にもありますが、動画でキャッチしているのポイントだと少し近すぎるかな?
タイミングを合わせる
タイミングの取り方は、非常に重要だといわれています。
むしろ子供たちにはアレコレと複雑なことをいっても理解されないので、ウチのチームでは「とにかくタイミングだけ!」とアドバイスされます。
タイミングの取り方はバッターによって様々なので、自分の打ちやすい方法でいいようです。
ピッチャーの動きに合わせてこちらも動作をはじめる、シンクロ打法が注目されたときもありましたね。
タイミングの取り方については、別ページで詳しくまとめています。
目線をブラさない
バッティングのときには、目線(頭)を上下させないことが基本です。
一連の動作の中で目線が上下すると、ミートしにくくなるのは明白。
- テイクバックで上体が伸びてしまう
- 踏み出しのときに沈み込んでしまう
など、色々な理由で頭の位置が動いてしまいます。
バッティングフォームが必要以上に大きい動作になっていると目線がブレやすいですね。
メジャーに行ったばかりの大谷選手は、色んなボールに対応するため、ノーステップ打法という、動きがシンプルなフォームに変更したことも話題になりました。
>> 大谷翔平選手のような『ノーステップ打法』は子供にできる?
レベルスイングを意識する
極端にアッパースイングやダウンスイングになっていると、ミートするのは非常に難しくなってきます。
よく言われることですが、ボールに対してバットが斜めに入っていくと交わる部分は一点しかなくなるため、ミートする確率が下がります。
ボールに対して水平にバットが入っていくレベルスイングの方が、ミートする確率は高まるわけです。
>> レベルスイングが良いとされる意味は?やり方のコツや練習方法
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習最後に
”ミート率を上げる”というテーマで書き始めましたが、何だかバッティングの基本みたいな内容になってしまいました。(笑)
バッティングは、一連の動作の中に様々な要素が含まれていますが、それらすべてが関連しているんだということを、改めて感じさせられました。
ミート率を上げる方法=○○!ということはないんですね。
やっぱり基本が一番大事ということか。。
間違った情報で練習してしまうのではなく、しっかりと理論にもとづいた知識を持たなければダメですね。。