最近は、今後の少年野球のあり方についても色んな人と話すようになり、野球そのものはもちろんですが、チームの運営にも興味がわいています。
そんな中、たびたび話題にあがるのが”ポルテ”という言葉。
いわゆる野球教室(スクール)のことです。
ちゃんと調べてみたら、考え方やライフスタイルが多様化している昨今、このような野球の始め方があっても大いにアリかと思えています。
そこで、バリバリの現役少年野球の親(笑)である自分が、実際の経験談や実態を踏まえて、方針や月謝など、ポルテと少年野球の違いを比較してみようと思います!
※最新情報!2022年のキャンペーン開始!
ポルテ恒例のキャンペーンですが、生活サイクルが変わる新学期前にあわせてキャンペーンが開催されています!
キャンペーン内容はこちら。
- 入会登録費8,300円→今だけ無料!
- キャンペーン期間は2022年3月31日(木)まで
- 先着100名様限定
ということです!
8,300円はかなりデカいので、入会を考えていた方は、このタイミングに乗り遅れないようにしましょう!
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習ポルテとは
ポルテは、いわゆる野球教室(野球スクール)のこと。
全国600か所、約10,000人の子供が通っているという、野球教室としては日本最大級の規模と認知度を誇っています。
サッカーや他のスポーツではクラブチーム(法人)も一般的な選択肢にあるなかで、小学生の野球=地域に根差した少年野球団という仕組みはいまだに根強く、OBや父母のボランティアによる運営に依存しているのが現状です。
そんな中、クラブチーム(とは少し違うかもしれませんが)、法人が運営する野球教室は、ポルテがほぼ一強といっていい状況にあると思います。
ここからは、その内容を詳しく見ていってみましょう。
※各項目で、現役少年野球父である自分が、ポルテとの違いを書いていきます!
※注目してもらいたい情報は、ポルテ→黄マーカー、少年野球→赤マーカーでマーキングしています。
活動について
まずは、当然ながら野球のことからいってみましょう。
やるからには野球を楽しむべきですし、上手くなりたいですからね...。
個人的には、上達なくして野球の本当の楽しみはないと思っておりますが、どうでしょうか。。
通常練習
ポルテの活動は基本的に週に1回(1時間)のみ、です。
これは、少年野球チームと比べると、圧倒的に少ないですね。
一般的な少年野球チームでは、土・日・祝・(平日夜にナイター練習があるチームも)と、いわゆる休日は基本的に練習日となっています。
もちろん、同じ時間内での練習効率を高めるなどの工夫で改善されることもあるでしょうが、反復練習が基本となる要素も多いので、練習量としては”超”がつくほど少ないといえるでしょう。
ちなみに、その1時間の練習内容は、このような内訳になっているようです。
- グラウンド整備とゴミ拾い
- ウォーミングアップ
- キャッチボール(ここまでで15分)
- 残りの時間で打撃、守備、ゲーム形式
※状況によっては、キャッチボール後の残り時間を、打撃のみ、守備のみ、と特化する場合あり。参考:みらのび
ポルテと比較して練習時間が長い少年野球でも、捕る・打つ・投げるなどの基本動作は、平日に自主練する子としない子で、上達スピードに格段の差が出てきます。
ポルテの練習日にポイントを教わる▶次の練習日までガッツリ自主練しておく...以後くり返し...といった感じで頑張ることができるなら、動作そのものは上達していくことでしょう。
ポルテだけで凄く上達すると期待しない方がよいかと...。
(少年野球にも同じことは言えますが...。)
守備時の連携や打球によっての判断など、複数人で行う練習、状況によって瞬間的に判断できる経験値(引き出しの多さ)など試合時に必要なスキルは、短時間の練習では取得するのは難しいと思われます。
(こちらも、そういうレベルのことは、中学生以降、上のステージで学べればいい...という考えならば別です。)
大会
ポルテでは、年2~3回ほどの大会が組まれるそうです。
ポルテ内のチームで対戦する、親善試合に近い大会になっているようです。
あくまで独立した団体として活動してるんですね。
一方で、少年野球チームは、その地区の軟式野球連盟に加盟しています。
全国軟式野球連盟→県連盟→市区町村連盟→学童部
といった大規模な組織によって運営されていて、様々な法人・団体から協賛を得て、たくさんの大会を行います。
もっとも有名なのは、あの日本マクドナルドが主催する大会で、全国大会まで進むことができる「小学生の甲子園」と呼ばれるマクドナルドトーナメント全日本学童軟式野球大会があります。
ちなみにウチのチームが所属している連盟ですと、ご紹介したマクドナルドトーナメントを含めて年間で10大会以上あります。
大会の数、規模感でいうと、圧倒的に少年野球の方が充実していますね。
(逆の意味でいうと、大会の数だけ父母の負担が多いともいえますが...。苦笑)
合宿
年に1~2回ほどの合宿(という名のレクリエーション)は、ポルテ、少年野球ともに行います。
このような活動は、親睦を深めるためには非常に良いことですね。
練習量や試合の規模感でいえば、圧倒的に少年野球の方が充実していますね。
ただ、それを良しと捉えるか、どうかは別問題。
ガッツリ練習や大会があるということは、その分、子供の頑張りが必要になりますし、同時に親の頑張りも必要になるということです。
どのようなスタンスで野球をやりたいのか?(もしくは、やらせたいのか?)というところがポイントになりそうです。
指導員・コーチ
ポルテでは、厳しい研修を受けたプロの指導員がコーチとなります。
そして、ポルテを運営する法人の、れっきとした正社員です。
また、その法人規模を活用して、プロ野球チーム、独立リーグチーム、女子プロ野球チームなど、様々な有名団体とコラボし、指導を受けるチャンスもあります。
有名なところでは、ソフトバンクホークスとの連携で、公認の野球教室として活動しているスクールもあり、プロ野球OBが講師に来たり、ソフトバンク仕様のユニフォームが着用できるそうです。
一方で少年野球は、OBや父母による完全ボランティアでコーチ陣が形成されています。
もちろん、指導者講習を受けるなどの人材育成は行われていますが、あくまで”講習”的なものなので、チームによって能力や経験にはムラがあるのが実状かと思います。
ここは両者で、かなりの違いがありますね。
先述のとおり、ポルテはそれが本業の会社員、少年野球は完全ボランティアの方々です。
どちらが野球の指導者として優秀か?という話ではなく、そもそもの在り方が全く違うのです。
ポルテの場合は完全にこちらが”お客様”(けっこうなお金払いますからね)、少年野球はボランティアのコーチ陣に感謝の気持ちを持って”お願いする”立場になります。
この要素が良い方、悪い方、どちらに転ぶかは人によるのでしょうが、少なくともポルテでは罵声を含むような厳しい指導は行われないでしょう。
お客様である選手たちが辞めちゃったら困りますからね。。
月謝などの費用について
月謝や入会金などの費用をまとめてみました。
ポルテ | 少年野球 | |
入会費 | 8,300円(スポーツ保険込) | 0円~1か月分の月謝くらい |
年会費 | 8,080円 | 0円が多い |
月謝 | 8,290円 | 2,000円~3,500円くらい |
合宿費 | 16,000円~ | 10,000円~内容による |
大会参加費 | 2,000円~ | 0円(所属連盟が負担) |
※ポルテの表示金額は税込
ここから各項目について詳しく書いていきます。
入会金・年会費・月謝
ポルテの初期費用は、入会費8,300円(スポーツ保険代込)、年会費8,080円(毎年更新時に支払い)毎月会費8,290円=合計24,670円です。
2人目以降の入会費は800円に割引となります。
ちなみに入会費に含まれるスポーツ保険代は、補償内容によって800円~1450円/年だと思われます。
(スポーツ保険は毎年更新だから、2年目からは年会費から充当されるのかな?)
そして一般的な少年野球チームの費用は、入会費0円~1カ月分の月会費くらい、年会費は0円のところの方が多い(というか徴収しているのを聞いたことない)、月会費2,000円~3,500円くらい=合計2,000円~7,000円くらいです。
初期費用、その後のランニングコストについても少年野球の方が負担が少ないですね。
合宿費
合宿費は、ポルテ16,000円~17,000円くらい、少年野球は10,000円~合宿内容による、といった感じです。
参考:ロキロビのだいすき♪『最後の合宿~ベースボールスクールポルテ春合宿~』
合宿は普段のチーム活動とは違うので、別途徴収する流れは少年野球も同じです。
また、合宿でどこに行くか?何をやるか?によっても費用は変わってくるでしょう。
大会・試合参加費
ポルテは大会の参加費として2,000円ほどを徴収しているようですが、自由参加という形式をとっているみたいです。
少年野球では大会によって参加費はありますが連盟が負担してくれることが一般的で、各家庭で参加費を払うようなことはありません。
市区町村内の地方大会でも、ほとんどの場合、協賛(いわゆるスポンサー)してくれる企業や団体が大会ごとについていて、その運営費はその協賛金によって賄われるので、別途費用が発生することは少ないです。
自分なんかは少年野球しか知らないので、大会に参加するために各家庭から参加費を徴収する、ということが正直驚く部分もあります。。
ユニフォームなど野球道具
実はなかなかカッコいいポルテのユニフォーム。
少年野球ポルテの、ユニフォームが。。
少年野球可愛いな〜💕 pic.twitter.com/6XhCUDK7V0— チェリー (@radiance1012) April 4, 2019
レッドが基調の、なんだかメジャーリーグっぽいデザインですね。
こちらのユニフォームや、野球をやるときの道具も初期費用としてかかってくるそうです。
- ユニフォーム類+バッグorグローブ→約20,000円
- バッグとグローブが両方欲しい場合→追加料金約3,000円
- 冬場のグランドコート→約13,000円
チーム指定のユニフォームなどを一式そろえるのは、クラブチームでは一般的なので、ポルテに限ったことではありません。
金額的だけをパッと見ると高いように見えるかもしれませんが、少年野球でも普通にこれくらいは掛かります。
ユニフォームと別で練習着などもそろえると、もっと掛かります。
むしろグローブやバットに拘ったりすると、さらに高くなる。。
関連記事:小学校低学年におすすめなバットは?長さと重さの目安
少年野球も、ユニフォーム類や野球道具の費用は、かなり掛かると思っておいた方がいいです。
どちらも、劣化したり、サイズアウトしたりで、継続して必要になる費用です。
ただ、少年野球では、先輩たちが寄付してくれたユニフォームや野球道具を貸し出してくれるところも多いので、初期費用は抑えられることもあります。
ちなみにポルテは大規模野球スクールなので、入会されていたお子さんが全国にいらっしゃいます。
なので、ポルテのユニフォームなどがメルカリに出品されていたりします。。
これが結構お得です。
本ページ執筆時にメルカリに出品されていたポルテ関連の商品をピックアップしてみると...
- ユニフォーム類一式→3,500円
- ユニフォーム類+バッグ+グランドコートのフルセット→10,800円
- ユニフォーム上のみ→1,200円
- ズボン→600円
かなりリーズナブルに購入できますね。
野球のユニフォームは消耗品なので(特に劣化が激しいのはズボン)、予備をもっておくのもいいですね。
さすがに地域の少年野球チームのユニフォームがメルカリに出品されることは少ないと思うので(苦笑)、ある意味では全国展開しているポルテのメリットといえるかもしれません。
関連記事:少年野球をはじめる時の費用まとめ!部費(月謝)や道具代などの目安
キャンペーン
これまた企業っぽいですが(笑)、ポルテでは入会金無料となるキャンペーンがあるそうです。
新年度を迎える春前に行われたことがあるみたい。
入会金無料って、要は8,300円割引ということですから、かなりデカいですよね。。
キャンペーンなので恩恵にあずかれるかはタイミングによりますので、少しでも興味のある方はいつもアンテナを張っておいた方がいいでしょう。
費用の面に関しては、少年野球の方が安くなります。
当然といえば当然ですが、営利団体ではないので。。
一方、ポルテは月謝諸々によって、指導者のお給料を支払い、企業にも利益を出さなければならないので、相応のお金はもらって当然です。
ここまで、お金面だけ見ると少年野球の方が圧倒的に安いと感じますが、少し注意点が。
遠征費、道具(バット立てなど共用品)、設備(物置など)、テント、イス、飲料、団員募集チラシ、消耗品...etc、チームで動いていくためには、色んなお金が掛かります。
もちろん集めた月謝で賄うわけですが、状況によっては足りなくなり、別途徴収する可能性もゼロではありません。
特に強い少年野球チームは遠征が多くなり、全国大会まで進むとなれば宿泊込みの遠征になりますので、スポット的な徴収は多くなります。
展開エリア
最後にポルテが事業展開しているエリアについてご紹介します。
少年野球は、歴史も長いため各地域(主に小学校を主体とする)に多くのチームが存在しています。
少子化、スポーツの多様化に伴いチーム数は少なくなっているものの、近隣で少年野球チームを探すことは難しくないでしょう。
一方でポルテは、全国に展開しているとはいっても、各地方までは拡がっていません。
とはいえ、ここまで全国各地に点在している野球スクールは、ポルテだけなんですけどね。。
本ページ執筆時のエリアはこちらです。
各県内においても、都道府県の人口規模によって展開エリアには差がありますので、より詳しい情報については、公式サイトにてご確認ください。
ポルテと少年野球の違いまとめ
それでは、ポルテと少年野球の違いをまとめてみます。
- ポルテの練習時間は短いので、本気で上達したいなら少年野球の方がいい
- 親の負担を軽減することを考えるなら、練習日が少ないポルテの方がいい
- 指導者は、ポルテ▶研修を受けた正社員、少年野球▶ボランティア
- 月謝はポルテの方が高いが、少年野球も強豪になるほど遠征が多くなり費用もかかる
- 野球道具を揃えることについては、どちらも変わらない
- 大会は少年野球の方が多く、全国大会まで進む大規模なものもある
ポルテの評判・口コミはいかに!?
それでは、ポルテの評判・口コミ情報を集めていってみましょう!
活動内容について
まずは活動内容についての情報から。
★女子プロ野球選手ブログ更新情報
埼玉アストライア「ポルテ野球教室☆【#21 萱野未久】」
⇒ http://t.co/AXQAVwI8jy— #拡がれ女子野球! (@hrgr_jwbb) February 22, 2015
こちらでは、女子プロ野球選手が始動に来てくれていますね。
先述のとおり、指導に来るゲストコーチは、キャリアのある元選手や現役プロ選手も多いので、ここは魅力ですね。
いち少年野球チームでは、なかなかこのクラスのゲストは呼べません。(苦笑)
息子の野球教室ポルテ。見てると面白い。一緒にやりたくなるなあ。 pic.twitter.com/MxUbHK7l3y
— 碧と竣のパパ真幸 (@makuharinokaze5) September 17, 2013
こちらは練習風景ですが、これだけみると少年野球と変わりないですね。
ポルテ(少年野球)の皆様(51名)氷上での雪遊び&釣り体験でのご利用ありがとうございました(^.^) pic.twitter.com/VCKSiHpfjv
— 赤城山 青木別館 (@ao18719048) February 8, 2015
こちらは、合宿風景。もはや野球関係ない。(笑)
ですが、このような活動も含めてポルテのスタンスみたいなので、野球だけでなく幅広く色んなことを体験してもらいたい親御さんには良いかもしれませんね。
チームの雰囲気・指導方針について
ここからはさらに突っ込んで、中のことに関する情報を。
息子は学童野球を
ポルテ
というスクールでお世話になりました
賛否両論あるようですが
息子はあのチームで野球ってめっちゃ楽しいっ!!
ということを
DNAに刷り込まれました— はらゆうじ⚾️野球家族の応援団 (@yujiharaman) April 26, 2021
ポルテに通わせて、とても満足されているようです。
息子さんも嫌々通っていたわけではなく、野球の楽しさをしっかり体験したようですね。
ポルテはあくまで野球教室なので保護者の手伝いがないんです(^^)少年野球ほど強くはなれないでしょうけど、モチベーターに徹することができるので、僕にとってはやりやすいです。
— ヤーコン/Yacon@鉄道SDGs/SDGs with railways (@GNUF1MgBPv6PRrd) February 20, 2021
この辺からさらに深い部分へ。。
保護者の手伝い(お茶当番、遠征時の車出し、お父さん審判、練習のお手伝い、など)は、少年野球が敬遠される一番のポイントです。
ご本人様も仰ってますが、ポルテは野球チームではなく、あくまで野球教室ということで、そのような父母の負担は一切無いみたいですね。
クラブチームに代わったらどうですかね。ポルテという小学生を対象にした野球教室が有りますよ。 https://t.co/2knQkKPMvE
— たっちひろし (@SCOhQtngxebkRc5) April 12, 2021
そうです、少年野球はまさにハイリスク・ハイリターン。(笑)
常に子供と一緒に動くので得るものは多いですが、その分、差し出すものも多いのが現状です。
特に時間ですかね。毎日がどうしても野球中心に回りがちになってしまいます。
少年野球チームはポルテのようなシステムが必要になってくると思われ、人数が足りずに廃部もありそう。保護者にも根性が必要なシステムがいつまで持つのだろうか。
— KOUTOKU@広島 (@chugokuoya) April 17, 2021
保護者にも根性。(笑)まさにこれ。。
さらに、当時よりも世帯数(選手の人数)が減っているのに、昔ながらのシステムを継続していることが多いので、現実的に人手不足になってしまっていることもあります。
簡単に言えば、やること多すぎ。(笑)
野球はちゃんと教えてくれますし、雰囲気も良いです。
親の役割も全く無しで楽ちん。
ただ、本格的に野球をしたい、プロ野球選手を目指したい、という気持ちがあるなら物足りないと思います。
練習時間は少ないです。
楽しんで野球ができればOK!というレベルだったらオススめ。
やはり本格的にやりたい子にとっては、物足りない部分がありそうですね。
親の負担も無し、楽しくできればいい、という部分が大きいのならば、やはりポルテ向きか。
正直なところ、この人が羅列していることは、ほとんど少年野球で起きています。
多いか少ないかは別として、ゼロという少年野球チームは無いと思います。
ここ全部譲れない!絶対イヤ!というならば、間違いなくポルテが最有力候補かと思われます。(笑)
そうなんですね。なんだか学校の授業みたい。。
でも、YOUTUBEで映像を見た限りだと、普通にポジション固定でやっていたように見えましたが。
地域やスクールのレベルにもよるんですかね。
ポルテの口コミ・評判まとめ
- プロ選手などゲストコーチが豪華
- 厳しさよりも楽しさ重視の野球
- 父コーチ、母のお茶当番など親の役割ほぼ無しで楽ちん
- ポルテならではの試合運営で色んなポジションに挑戦できる
- ガッツリ野球やりたい(やらせたい)人には物足りない
ポルテの理念とは
2020年末にポルテを運営するリーフラス株式会社から、野球をはじめとする各種目スポーツスクール「リーフラススポーツスクール」の会員数について発表がありました。
驚くことに20期連続で会員数増加を達成したそうです。(2020年12月末で会員数約47,800名)
支持されている理由は何なのでしょうか。
野球でいえば、このページでも度々出てきている、少年野球に比べて親の負担が少ないというのもあるでしょう。(笑)
スクール理念としては、「ココロに体力を。」という言葉を掲げています。
それに関連し出てくるワードとして、”非認知能力”という言葉があります。
- 認知能力▶IQや学力などテストで測れる能力
- 非認知能力▶意欲や忍耐力などテストで測れない能力
ということだそうです。
この非認知能力を高めることが将来の成功につながるそうです。
- チームメイトと協力する=協調性や道徳心
- 長時間かけてひとつのことを練習する=忍耐力
- より上手くなるために自分と向き合う=勤勉性
など、ひとりで机に向かう学習ではなかなか身につかない、このような能力を高めるために、スポーツは最適なんだそうです。
年々会員数が増えているということからも、何かしらスポーツをやった方が良い!という考えがある家庭が多いことが伺えます。
よくある疑問まとめ
ポルテに関する、よくある疑問をまとめてみました。
物足りないかどうかは、人それぞれ
ちょっと、経営戦略っぽい話になってしまいますが(汗)、おそらくポルテを運営する会社さんは”本気で甲子園目指す!本気でプロ野球選手目指す!”という星一徹のようなガチ層は顧客としてのターゲットに入っていません。
商売するときに、どんなお客さんをターゲットにするか?は非常に重要なポイントになってきます。
ここがブレると、どっちつかずのスタンスになってしまい、良い結果につながらないことが多くなります。
あきらかにポルテは...
- 野球やらせたいけど負担が大きすぎるのは...嫌だ
- 子どもは”ちょっと興味がある”...くらいの熱量
- 自分が好きだから野球やってくれればいいな...くらいの感じ
- プロ野球なんて本気でやったって無理でしょ...と思う
- 色々なことを経験してもらいたいから...週末ぜんぶ野球は×
こんな気持ちの人たちをターゲットにしているはず。
そして、どちらの層が多いかといえば、ガチ層よりもこちらの方が多いはず。
そうでなければ、ポルテがここまで拡大できないと思われます。。
なので、ポルテと少年野球どっちがいい...という話ではなく、親のスタンス、子どものスタンスによって決めるだけのことなんだと思います。。
関連記事:子供に少年野球やらせたら親の負担がしんどい?!経験者が語るホントのところ
全部のまとめ
それでは、まとめていきたいと思います。
ここまで書いてきた内容を一覧でどうぞ。
ポルテ | 少年野球 | |
---|---|---|
練習量 | 週一日 | 土・日・祝 |
大会 | 近隣の他ポルテと試合 | 試合多数、全国大会もあり |
指導者 | 研修を受けた正社員 | 完全ボランティア |
月謝など費用 | そこそこ高い | 安い |
活動エリア | 全国にあるが完全網羅ではない | 小学校主体で近隣にほぼある |
野球熱 | 楽しめればよし | 良くも悪くもガチ |
親の負担 | ほぼ無し | 親子ともにフル回転 |
ポルテは、野球チームではなく、野球教室です。
野球を通じて体を動かしたり、礼儀を学んだり、もちろん野球を練習することでチャレンジ精神や、努力の後の達成感を学ぶわけです。
なので、実は比べること自体が間違えてます。(こらこら、ここまで書いといて。笑)
組織の在り方、運営方法、何もかも違うので。
そして選ぶ基準は簡単です。
厳しい指導や、親の役割、週末がほぼ潰れる練習量...など皆さんがパッと思い浮かべる少年野球のイメージが「絶対イヤだ!ホントにイヤだ!まじ無理!」という場合には、ポルテを第一候補で考えましょう。(笑)
それらのイメージしていることは、少年野球に入団すると、大なり小なり現実に起きます。(笑)
ただ経験者として言いたいことは、これほど子供と濃密に接する時間は少年野球しかないのでは?と思うくらい、ある意味充実した時間を過ごせるということです。
先ほど少年野球はハイリスク・ハイリターンと書きましたが、実際はハイリスク・超スーパーハイリターンくらいの感覚です。(笑)
それくらい、”子供と一緒にやってる感”が凄いです。
選ぶときは、単純にその負担に耐えられるかどうかでジャッジしたらいいと思います。
最後になりますが、ポルテにしても、少年野球にしても、野球というスポーツをやることには変わりないので、どちらかにはぜひ挑戦してもらいたいと思います!