球審のやり方

審判のやり方

球審(キャッチャーの後ろにいる審判)のやり方【素人親父の少年野球メモ】

更新日:

少年野球の球審のやり方について調べたメモです。

まだまだ球審を任される日は遠いと思いますが、かなり大変そうなので事前に調べておきます。(笑)

突然いわれても、こんなのできるわけないですからね。。
まじムリです。むしろ調べたら余計に思うようになりました。(笑)

球審とは

球審は、お手伝いするお父さん的にはなるべく遠慮したい役割ではあると思いますが(苦笑)、ジャッジしながら試合を進行していくとっても重要なものです。

  • ストライクorボールの判定
  • 1塁、3塁ベースまでのフェアorファウルの判定
  • ホームベース付近のタッチプレイの判定
  • ネット際の捕球の確認
  • 投手、打者のいろんなことのチェック
  • メンバー表の受領、交代の確認など進行に関わること

などなど、やることたくさんです。(汗)

これだけ見るとやるのにしり込みしてしまいそうですが、それだけ子供たちのプレイを近くで見て深く関わることができるという醍醐味もあります。

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球審の基本

それでは実際にどのような仕事があるのかを見てみましょう。

ジェスチャーとコール

ジャッジしたときにそれを表現して伝えるジェスチャーやコールの基本的なものはこちら。

ストライク

かがんでいる状態から腰を伸ばし、軽く握った右手を顔の横くらいまで上げます。

空振りはジェスチャーのみ、見逃しはジェスチャーと同時に「ストライク!」とコール。

ボール

かがんだ状態のまま「ボール!」とコールします。

特にジェスチャーはなし。

ファウル

手の平を広げた両手を顔くらいの高さまで上げてYの字をつくります。

この状態で「ファウル!」とコール。

タイム

ジェスチャーはファウルと同じ。

そのため、混同しないように「タイム!」というコールはメリハリをつけて発声した方がいいかもしれませんね。(もちろん「ファウル!」のときも同じ気持ちで。)

デッドボール

デッドボールがは少々難しい。

まずファウルと同じジェスチャー(手を上げてYの字)を行ってから、ボールが当たった箇所を自分の体を使って示し「デッドボール!」とコールします。

ハーフスイング

ハーフスイングの判断がつかない場合には、塁審を指差して確認。
塁審が降っていると判断した時には球審もストライクのジェスチャーを行います。

ジェスチャーとコールについてはこちらの記事に詳しくまとめました。

関連記事:球審のジェスチャーとコールまとめ

ストライクorボールの判定

まずはストライクゾーンについてですが、その範囲はこのように決められています。

  • 横方向⇒ホームベースの横幅(ボールの一部がホームベースを通過したらOK)
  • 縦方向⇒上限:打者の肩の上からズボンの上までを結んだ中間点、下限:打者の膝の下

このストライクゾーンに入っていれば「ストライク」、外れていれば「ボール」となります。
文字にするとこれだけのことですが、実際やってみたらメチャクチャ難しかったです。(汗)

これが球審のメインの仕事ですからね。
ちゃんとジャッジできるようにならなければ.....と思って調べたのがこちらです。(笑)

関連記事:球審(主審)の構え方、ボールの見方とストライクゾーンの判定

またスイングについては明確に規定がないそうなので、ハーフスイングなどの判定は審判(塁審含む)にゆだねられているとのこと。

同時に捕手がしっかりとボールを捕球しているか確認します。

スイングの判定

先ほども少し書きましたが、ハーフスイングを判定するのも審判の仕事。

判定が難しい時には塁審の意見も取り入れてジャッジします。

また、バットにボールがかすった後捕手がそのまま捕球すればファイルチップ=ストライク、捕球できずに地面に落ちればファウルとなります。

2ストライク時には三振か否かがわかれるので、けっこう大切なところですね。

クロスプレーのジャッジ

観ている側からすると一番盛り上がるシーンですが、球審からすると責任重大で見極めも難しいのがホームでのクロスプレーですね。

まずは見やすい位置にポジショニングしてジャッジすることが大切だそうです。

基本的な位置としては3塁ベースとホームベースを結んだ延長線上

走者が回り込んでくるようなラインをとって走ってくるのならば1塁寄りに移動すると見やすいんだとか。

それでも経験がないうちは難しそうですね。。
またコリジョンルールといって、ホーム付近で激しい衝突が起きるような走塁やブロックは禁じられているそうです。

  • 得点しようとしている走者が、走路をブロックしていない捕手または野手に接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで、走路を外れることを禁じる
  • ボールを保持していない捕手が、得点しようとしている走者の走路をブロックする行為を禁じる

出展:ウィキペディア「衝突ルール」のページ

うーん、難しい。(汗)

捕手の捕球を確認

キャッチャーフライになりそうな打球のときは捕球の確認も行わなければなりません。

特にキャッチャーフライは捕手は打球を見逃すまいと必死ですから、球審も選手の邪魔にならないポジショニングが必要になります。

ちゃんと目視するため捕手の背にまわらないように注意しなければなりませんね。

ちなみにボールがバックネットに触れると、その時点でファウルとなります。

試合の進行について

試合を進行していくのも球審の役目。

しかもそれはプレイボール前から始まっています。

  1. グラウンドの状態とルールを確認
  2. 両チームからメンバー表を受け取って内容を確認
  3. 両チームのキャプテン同士で(ジャンケンなど)先攻後攻を決めておく
  4. ボールやインジケーターなど球審が持つべき道具を用意する
  5. 試合前に両チーム選手、審判団を集めて「整列!、「礼!」の号令で挨拶する
  6. 投球練習、守備練習の開始(ラストボールの際には声掛けも)
  7. 投手がプレートに入り、打者がバッターボックスに入った時点で「プレイ!」と試合開始を宣言する
  8. 試合中は速やかに攻守交替させるなどスムーズな進行を促す
  9. 選手交代が申請されたらそれを承認し自分のメンバー表も書き換える
  10. 試合が終了したら両チーム整列し、勝利チーム名を告げて手を差し出し「礼!」で終わる

さらに詳しくは、こちらのページでまとめています。

関連記事:球審が試合を進行する流れ

状況に応じての動き

球審とはいえ、ずーっと同じ場所に立っているわけではないようです。

状況に応じて移動しなければなりません。

  • 3塁審がレフト方向の打球を追った場合⇒3塁付近へ移動
  • 1塁審がライト方向の打球を追った場合⇒1塁付近へ移動しながらホーム付近もカバー
  • 2塁審が外野での打球を追い、3塁審が2塁付近へ移動した場合⇒3塁付近へ移動

とのこと。

なるほど、状況に応じて空いた塁へカバーに入るわけですね。

ただし、走者が2塁、3塁にいる状況など、得点に絡むプレイが起こる可能性がある場合にはホーム付近に留まっていなければならないとのことです。

この審判同士のフォーメーションも別ページにまとめました。

関連記事:審判の動きやフォーメーションを覚える!

状況はめまぐるしく変化していきますから、この辺は慣れも必要です。
瞬時に判断できるようになのは経験値ですね。

関連記事:子どもの前でカッコよくジャッジするための審判マニュアルまとめ

難しいジャッジいろいろ

試合中にはジャッジが難しいシーンも起きるかと思います。
こちらについては情報量がハンパじゃないので(苦笑)、別ページにもまとめてみました。

関連記事:審判をするときに難しいジャッジになるプレイまとめ

特に注意しておきたいものとしてはこちら。

デッドボールと危険球

デッドボールのジェスチャーとコールは前途の通りですが、注意したいのはバットを振っている、もしくはバント時のバットを引いていない場合にはスイングとみなされてストライク判定になるということ。

また、打者の体に当たったとしても、そのボールがストライクゾーンを通過しているのならストライク判定になります。

そして(特に少年野球ではあってはならないこといですが)故意に打者を狙ったような危ないボールに関しては、危険球として投手を退場処分とします。

打球の判断

打者がバッターボックス内で自分の打球に当たった場合には自打球、ファウル判定となります。

これはワンバウンドしたボールなどでも同様で、とにかくボックス内で当たったらファウル。

そして注意しなければならないのは、打者がバッターボックスの外にいた場合。(例え片足でも。)

いかなる打球でもそれがフェアゾーンであれば、打者に当たった場合アウトとなります。

振り逃げ

意外と知らないかもしれませんが、3ストライク目を捕球した場合が三振でのアウトの規定です。

なので、3ストライク目をキャッチャーが捕球できなかったときには三振になりません。

これがいわゆる振り逃げです。(振り逃げという通称ですが、見逃していても捕球されなければ成立します。)

ノーアウトかワンアウトで1塁に走者なし、もしくはツーアウトの場合には、打者に1塁に進塁する権利があります。

しかし、あくまで進塁する権利があるだけなので、捕手がそのままタッチするか1塁へ送球することでアウトになります。

インフィールドフライと故意落球

インフィールドフライとは、ノーアウト、もしくはワンアウトで走者1、2塁または満塁のときに、内野手が常識的に考えて捕球できるであろうフライの場合には打者がアウトになるルールです。

これはフライを落とした時にダブルプレーやトリプルプレーにならないようにするためのもの。

状況が限定されているので、このルールが適用される際には、左胸に手を当てるジェスチャーで審判同士「今インフィールドフライが適用される場面だよ!」と確認し合います。

さらにこのような注意点が。

  • 野手がフライをとらなくてもアウト
  • 野手が落球すれば走者は次の塁へ走ることができるが、そのままタッチされてしまえばアウト

そして似たようなルールに故意落球があります。

目的としてはインフィールドフライと同じですが、ノーアウト、もしくはワンアウトで走者1塁、もしくは1、2塁、もしくは1、3塁、もしくは満塁のときに簡単なフライ、ライナー(バントを含む)を意図的に落としても打者がアウトになります。

ワンバウンドした場合には適用されません。

うーん、難しいですね。。

審判がボールに触れたとき

よく「審判は小石と同じ」といわれますが、基本的には審判に打球が当たってもそのままプレイは続行されます。

しかし、それが全てではありません。

内野のフェアゾーンで投手、野手が一度も触っていない打球の場合には、打者が1塁に進塁できます。

選手と審判の接触

ほとんどの場合、接触の可能性が高いのは捕手と球審でしょう。

基本的に審判と野手が接触してもそのままプレイは続行されます。

例えば捕手が盗塁を指そうとしていたときに球審と接触しても、結果的に走者を刺すことができたらそれはアウトになります。

ただし、完全に捕手の送球を妨害してしまったときには走者は元の塁へ戻らなければなりません。

まとめ

やっぱり色々と難しそうですね。

特に難しいジャッジの辺りはここに書いたことが全てではないので、ルールを熟知して瞬時に判断しなければなりません。

関連記事:少年野球のお父さん審判へ。イチからルールを覚える【マニュアル本】まとめ!

しばらくの間は球審を頼まれないように祈っておこう・・・。(笑)

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