少年野球ママさん必見!
洗濯方法や泥汚れの落とし方など、野球ユニフォーム全般について完全網羅したメンテナンス方法をご紹介します。
野球ユニフォームってメチャクチャ汚れてますからね。。
しかもアイテム数がかなり多くて大変。
できる限り詳しくご紹介しますのでぜひチェックしてみてください!
泥汚れについて
まずはじめに知っておいてもらいたいことは、泥汚れ、土汚れ、砂汚れは不溶性の汚れといって、何にも溶けないものということです。
例えば、皮脂や食用油なんかは油溶性の汚れなので、油(ドライクリーニングの溶剤など)で落とせます。
汗や果汁なんかは水溶性なので水(普段の水洗い洗濯)で落とせるわけです。
しかし、不溶性の汚れは何にも溶けないのでクリーニングや洗濯だけでは落とすことができないんですね。
- 油性の汚れ▶ドライクリーニングの溶剤、高温のお湯、などで落とす
- 水溶性の汚れ▶水洗いで落とす
- 不溶性の汚れ▶何にも溶けないのでどの洗い方でも落としにくい
なので「この洗剤使えば泥汚れも一発で落ちる!」みたいな手っ取り早い方法は、残念ながらありません。。
漂白剤使っても白くはなりません。
基本的には揉み洗いや摘まみ洗い、叩き洗いなんかで物理的な力を加えて落とすしかないんです。
このように、汚れには種類があって適した方法でなければ落とせない、ということを覚えておいてください。
関連PR:プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習アイテム別!野球ユニフォームの洗濯方法
それでは、野球ユニフォームの洗濯方法について見ていきましょう!
完全保存版というタイトル通り、ユニフォーム全般(ズボン、ソックスから帽子、ジャンパーまで全て)についてガッツリご紹介します。
練習ズボン・ソックス
まずは一番の強敵からいってみましょう。(笑)
白系の練習ズボンとソックスは泥汚れやらなんやらで、ひどく汚れているパターンが多いです。
しかし、これさえやっつけてしまえば、あとは楽勝。。
ということで気合入れていきましょう!
下処理が大事!
泥だらけの練習ズボンとソックス.....。
見ただけで戦意喪失してしまいそうですが(笑)、まずは洗濯前の下処理からはじめましょう。
いきなり洗濯機に突っ込んでも汚れは落ちません。
それどころか、泥がたくさんついてたら洗濯機壊れます。。
- 水分を含んだ泥だったらまずは乾かす
- ハタいたりして大まかな泥、土、砂を落とす
- ぬるま湯で濡らして固形石鹸で揉み洗いする
ポイントはいきなり水で濡らしたり、揉み洗いしないことです。
細かい粒子が繊維の奥へ入り込んで汚れが落ちにくくなります。
そして、ぬるま湯を使って固形石鹸で揉み洗い。
定番ですね。
ぬるま湯を使うことで繊維が開きやすくなり、汚れを落としやすくできます。
ソックスは皮脂汚れも含んでいますので、ぬるま湯+固形石鹸の揉み洗いは非常に効果的です。
洗濯する
- 下処理したまま洗濯機へ
- 洗剤は弱アルカリ性粉末洗剤を使う
- 洗濯水にお湯が使えればさらに◎
- 洗濯時間長めのプログラムでしっかりと洗う
洗剤は安いやつでもかまいませんが、弱アルカリ性の粉末洗剤を使いましょう。
何だかんだ言っても粉末洗剤の汚れ落ちが一番です。
そしてできればお湯洗濯で。
洗浄力が格段にアップします。
また、洗濯機への入れ方にも一工夫しましょう。
縦型洗濯機の場合には、一番底の方に汚れがひどい洗濯物を入れます。
洗濯物同士で揉み合うだけでなく、底にある洗濯羽根が直接当たりますので、汚れ落ちが良くなるからです。
ドラム式洗濯機の場合には、洗濯物の入れすぎに注意。
ドラム式は叩き洗いに分類されますから、上から下に落ちるスペースが確保されてないと汚れ落ちが悪くなってしまいます。
【ワンポイント】
汚れ落ちに影響する要素として、洗剤の力、洗濯水の温度などがありますが、もうひとつは洗濯物に物理的な力を加える”機械力”という要素があります。
不溶性の汚れを落とすためには、叩く、揉むなどの物理的な作用が大きく影響します。
洗濯機に投入する洗濯ものは、”詰め込みすぎ厳禁!”とはよく聞くと思いますが、逆に少なすぎても汚れ落ちは悪くなります。
例えば、ドラム式洗濯機で洗った場合、洗濯ものが少なすぎると、上から下に落下するときの叩き作用が弱くなるため、汚れ落ちが悪くなる場合があるからです。
適量を意識しましょう。
たまには漂白でスッキリ
泥汚れと直接的に関係はないですが、たまには漂白処理しておくとスッキリ白くなります。
白い野球ズボンもずっと使っていると黄ばんできたりしますよね。
そのような状態でも、ちゃんとポイントをおさえて漂白すればかなり白くなるはずです。
- 40℃~50℃くらいのぬるま湯を用意する
- 酸素系漂白剤と粉末洗剤を適量入れる
- 30分~1時間ほど浸け置く
- そのまま洗濯する
漂白剤は塩素系ではなく酸素系を使います。
塩素系は色柄物には使えないので、家庭での漂白は酸素系一択と覚えておいてください。
そして、一番のポイントは水温。
酸素系漂白剤は40℃~50℃くらいでもっとも効果を発揮します。
常温では、せいぜい殺菌効果があるくらいで漂白効果は望めません。
さらに弱アルカリ性粉末洗剤を併用することでPHがアルカリに傾き、さらに漂白力がアップします。
酸素系漂白剤の使い方に関しては、こちらの記事がわかりやすく、そして詳しく解説してくれています。
参考にしてみてください。
参考記事:黄ばみや黒ずみもコレで落とす!酸素系漂白剤の使い方をマスターしよう!
ユニフォーム
続いてユニフォームの洗濯について。
厚手の生地でしたらいいんですが、メッシュ生地なんかは意外とデリケートなのでちょっと気にしてあげると長持ちします。
- 目立つ汚れは下処理で落としておく
- 薄手、メッシュ生地なら洗濯ネットに入れる
- 洗濯する
洗濯ネットは非常に便利な道具なので、何枚か用意しておくことをおススメします。
ネットの中で洗濯物が動かないと汚れ落ちが悪くなりますので詰めすぎ注意。
できれば大判の洗濯ネットがいいですね。
こちらはタオルケットや大物衣類を入れられる洗濯ネットになってます。
今どきの昇華プリントのユニフォームなんかは心配ないかもしれませんが、チームロゴや背番号が刺繍や縫い付けだと、その部分が擦れてほつれが出てきます。
ここが劣化してくると直すのも大変なので、やはり洗濯ネットは活用して洗うことをおススメします。
ユニフォームは週末に試合が続くと、洗濯が間に合うか心配になってしまいます。
練習試合はセカンドユニフォーム(背番号付きチームオリジナルTシャツ)で対応できれば一番いいのですが...。
ママたちで団結して、チームで導入してもらうのも一つの方法です。(笑)
>> セカンドユニフォームやオリジナルチームTシャツは激安オーダーできる!?
キャップ(帽子)
キャップも夏場なんかは汗まみれになっているのでマメに洗濯したいアイテムですね。
とはいえ、洗濯機でガシャガシャ洗うと型崩れするので、基本的には手洗いにしましょう。
- 土や泥が付着している場合には払い落としておく
- 洗面台のシャワーで下洗いする
- 皮膚に触れる箇所は液体洗剤で撫でるように洗う
- 再度シャワーで濯ぐ
- そのままハンガーに引っ掛けて乾かす
汗は水溶性の汚れなので、簡単な水処理でも十分落とすことができます。
おでこなど皮膚に触れる場所は皮脂汚れも含んでいますので、洗剤で軽く洗っておきましょう。
液体洗剤と書きましたが、なければ台所用洗剤でも代用OKです。
最後に、そのままハンガーにかけて乾かすところもポイント。
脱水すると型崩れしてしまいます。
...といいながら、ウチでは(一応洗濯ネットには入れますが)洗濯機にポイっと入れちゃいますが。(苦笑)
意外と型崩れも起きず問題なく洗えちゃいます。。
アンダーウェア
もはや定番となっているアンダーアーマーに代表されるコンプレッション系のアンダーウェア。
僕も子供もアンダーアーマーのコンプレッションを使っているのですが、こちらも洗濯時にはちょっと注意。
このような伸縮系の衣類にはポリウレタンという素材が使われてます。
この素材は、簡単にいってしまえばゴムのような素材です。
そのため、熱に弱く変形してしまうと元には戻りません。
例えばコインランドリーに置いてあるような、高温になる乾燥機の仕様は避けましょう。
直射日光に当て続けるのも、本当はよくありません。
- 洗濯ネットに入れる
- 洗濯する
またまた登場しました、洗濯ネット。
コンプレッション系のアンダーウェアは、必要以上に負荷を与えないことも大事です。
特に縦型洗濯機なんかは、洗濯物同士が絡み合い、引っ張り合うようなこともありますので注意。
伸びてダルンダルンのコンプレッションウェアなんて意味ないですからね。(笑)
Vジャンパー
最後にジャンパー系。
野球のジャンパーはモコモコしているものも少ないので、十分家庭の洗濯機で洗えると思います。
スポーツ系の衣類は比較的頑丈に作られていますから、ジャンパーと言えどもガシャガシャ洗ってしまっても問題ありません。
- ファスナーやボタンは全て留めておく
- 洗濯する
- 撥水スプレーで仕上げておくと◎
アウター系の衣類に撥水スプレーは超おススメです。
撥水とは通気性を保ちながら水を弾く加工のこと。
しっかりと撥水しておくと、雨が降っても中まで水が浸透しませんし、汚れを繊維の奥まで入り込ませないようにする防汚効果も期待できます。
市販のスプレーでも十分効果はありますが、クリーニング店の撥水加工は吹付でなく浸けこみ方式がほとんどなので、ガッチリ撥水加工を施したいならプロにお願いしちゃうのもいいですね。
料金的には、市販のスプレーもクリーニング店の撥水加工もそれほど変わらないはずです。
スパイク
ちょっと番外編っぽいですが、スパイクの洗い方もご紹介しておきます。
スパイク=洗えない!と思われている方も多いようですが、素材によっては思いのほか簡単にお手入れすることができます。
スパイクの素材は天然皮革と合成皮革の2種類です。
ちなみに少年用のスパイクは、ほとんどが合成皮革。
天然皮革は動物の皮なのでお手入れは非常に難しいですが、合成皮革は極端に言えばビニールのような素材なので実は簡単なんですね。
- インソールなどを取り外す
- スパイクを乾かす
- 乾いた泥をブラシなどで取り除く
- 濡らしたタオルで磨き上げる
- 通気性の良い場所で陰干しする
正直なところ、バケツなどに水を張って、そこでガシャガシャ洗っても問題ないかと思います。
裏側のスパイク部分に付着して固まった泥は、それ用のブラシが販売されています。
スポーツ店で売っているはずなので、チェックしてみましょう。
このセットでも2千円ちょっとなので、意外とリーズナブルですね。
一度購入してしまえば頻繁に買い替えるものではないので、ひとつ持っておくと便利かも。
ユニフォームの洗濯に関するあれこれ
ちょっとオマケ的になりますが、ユニフォームの洗濯や汚れ落としに関する情報をまとめてみました。
下洗いなんかしない!?
こちらの記事を見て「ある意味...なるほど!」と思いました。。
参考記事:野球ユニフォームの洗濯の裏技!私がたどり着いた究極の方法はコレ!
結論からいうと、もはや下洗いなんかしないとのこと。(笑)
たしかに、それなりの時間をかけてユニフォームを真っ白にしたところで、練習に行ったらすぐに汚れてしまいますからね。
ユニフォームは綺麗なままでいられる時間の方が圧倒的に短いです。
それなら多少汚れていてもいいじゃん!ということ。。
なるほど。(笑)
もちろん試合用ユニフォームは綺麗な状態にしておかなければチーム全体の評価にも関わりますが、練習用は割り切って付き合っていくのもひとつかもしれません。
最近は汚れを落としやすいユニフォームも人気
最近の練習ズボンは、耐久性や機能性だけでなく、汚れ落ちにも注力されています。
どこのメーカーを見ても汚れ落ちというワードを見かけますが、中でも注目はアシックス。
RAKU SHIRO PANTS(楽白)という、ある意味そのまんまなネーミングの練習ズボンですが(笑)、特殊な繊維を使用することで、防汚機能を持たせているので、汚れ落ちが良いという特徴があります。
使用後の洗濯にお悩みならば、このような練習ズボンを使ってみるのもいいですね。
ママたちからも高評価のようです。
(まぁ、ウチは野球ユニフォームを洗うのは子供の役目なので、ママは元々ラクしていましたが。汗)
ここではアシックスを紹介しましたが、汚れ落ちについての工夫は各メーカーかなり力を入れてます。
また、汚れ落ちだけでなくデザインや機能性も日々進歩していてメーカーによって特徴もありますので、「練習ズボンなんてどれでもいいや!」ではなく(笑)、いろいろ見てみるのもオモシロいと思います。
関連記事:練習用ユニフォームズボンの種類!今はショートフィットが人気!?
セカンドユニを用意する
少年野球は、シーズンインすると毎週のごとく試合が組まれていきます。
サイクルが早ければ早いほど、洗濯の労力も増えていきます。
大変なのは何とかなるとしても、季節によっては一晩干しただけで洗濯物が乾くのか?という不安にも悩まされることになります。
少しでも労力を軽減させるのならば、チームTをセカンドユニフォームと兼用にするのはいかがでしょうか?
今は価格もリーズナブルですし、背番号をプリントしてしまえば練習試合には対応できます。
試合用ユニフォームと違って安価なので、傷んできたら買い替えも検討できますしね。
関連記事:セカンドユニフォームやオリジナルチームTは激安オーダーできる!?
強豪校は洗濯も一流!?
ちょっと余談となりますが、自分が好きな野球マンガでバトルスタディーズという作品があります。
そこで全寮制の強豪私立高校に通う選手たちの生活が描かれているのですが、一年生が先輩たちのユニフォームを洗濯するシーンがかなり勉強になる。(笑)
かなり理にかなっているというか、「これは落ちそう!」という感じです。
- ユニフォームを洗濯板に固定
- 汚れが落ちやすくなるよう生地を引っ張って繊維の隙間を拡げる
- 最初は洗剤を揉み込むように擦る
- 汚れが浮いてきたら素早く擦る
洗濯板を使っているところが凄いですが、やはりここでほとんどの汚れを落としておかないと、洗濯機に入れただけではキレイになりません。
この下洗いがとても重要なんですね。
そんな愉快な(?)寮生活が描かれているバトルスタディーズ、興味のある方はぜひ読んでみてください。
もちろんメインストリーは、バリバリ野球やってますのでご安心を。(笑)
関連記事:『野球マンガ』を電子書籍アプリで読む!無料読み放題ありのおススメはどれだ!?
便利な洗濯道具のご紹介
最後にあると便利な洗濯道具をご紹介します。
ますは洗濯ブラシ。
このような道具は非常に便利です。
前途のとおり、泥汚れは不溶性なので物理的な力でかき出すしかないんですね。
しかも、このブラシは野球用となっています。(笑)
すごいです、野球ユニフォーム専用洗濯ブラシです。。
あと洗濯関連でいうと酸素系漂白剤は便利です。
前途のような漂白処理は酸素系漂白剤がないとできません。
黄ばみや変色をキレイにするためには必須アイテムです。
酸素系漂白剤を常備しているご家庭は少ないと思いますので、ぜひ一つ用意しておくことをおススメします。
で、最後は洗濯用固形石鹸。
まぁ、これは紹介する必要もないですね。(汗)
皆さん現在も絶賛使用中でしょう。。
泥汚れや、皮脂汚れ、ひどい汚れの下処理には必須のアイテムです。
以上です。
それでは野球ユニフォームの洗濯をこれからもがんばりましょう!
.....と言いながら、ウチでは「自分の野球道具なんだから自分で洗う!」と子供に自分で洗濯させることを教えてますが。(笑)
追記:この洗濯ブラシを実際に購入した!
我が家のルールで、着用したユニフォームは子供に自分で洗わせてます。
一日野球をやってきて疲れているなかゴシゴシ洗濯しているのを可哀そうに思い、この野球ユニフォーム専用洗濯ブラシを買ってあげました。
(頑なに親は洗わない。笑)
自分も使ってみましたが、まぁよく落ちる!
片一方を押さえて、逆方向にギャッギャッっとブラッシングすると、どんどん汚れが落ちていきます。
体感ですが、手揉み洗いに比べると作業時間は1/3くらいになります。
本当におすすめなので、ぜひ使ってみてください!